『翼の王国』には朗読版がある! ~朗読担当の客室乗務員と編集作業担当のANAコンポーネントテクニクス社員を取材~

2024 / 01 / 29
サービス・商品

機内誌『翼の王国』には朗読版があることをご存知でしょうか?
機内各シート備え付けのオーディオや、シートモニター、機内Wi-Fiコンテンツより「オーディオブックー翼の王国ー」を選択すると聞くことができます。(日本語版のみ)

『翼の王国』ご利用の詳細:https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/inflight/service/digital-media/
『翼の王国』WEBサイト:https://tsubasa.ana.co.jp/

実はこの朗読はANAの客室乗務員が実施し、ANAコンポーネントテクニクスが録音データの編集をしています!

今回は2024年1月号『翼の王国』の朗読の現場にお邪魔しました。

客室センターで行われている『翼の王国』の朗読は、1993年からユニバーサルサービスの一環として始まり、多くのお客様に楽しんでいただけるコンテンツとなっています。

朗読担当者の客室乗務員は、ユニバーサルサービスの推進を率先する意欲を持ち、アナウンススキルで一定の条件を満たした客室乗務員の中から選定。今年度は約20名が選出されました。

1月号の朗読は5名の客室乗務員が実施。
顔合わせ後にそれぞれどの記事を読むか担当を決め、各自で個人練習を実施。自身の声を録音し確認したり、アクセント辞書を使用しながら単語のイントネーションを確認しました。
その後全員で読み合わせを行い、読む際のスピード感や改善点などをお互いにアドバイスし合いました。

練習の様子

ついに、ANAグループの総合訓練施設「ANA Blue Base」内にある録音室にて録音がスタート!

録音室内のブースに入り朗読をスタートすると、ブースの外にも朗読の声が聞こえるようになっており、録音を担当していない他4名でその声を聞きながら言い間違えがないかを現場でも細かくチェック。チームワークよく録音を進めていました。

録音ブースでの様子

今回朗読を担当した客室乗務員と、録音データを編集した担当者に話を聞きました。

▼朗読を担当した客室乗務員5名のコメント
「朗読で難しいのはアクセントや抑揚の付け方だと感じています。自分では気付いていない癖や間違ったイントネーションを修正するためには、客観的に朗読を聞き合うことがとても重要で、担当するメンバー同士でアドバイスし合いながらチーム一丸となって毎月の朗読を作り上げています。
また、お客様の耳にスッと入ってくる朗読はどのようなものなのか、日々の生活で耳にする街中のアナウンス・テレビのナレーション・ラジオなども参考にし、日頃からスキルを磨いています。すべてのひとに楽しんでいただける音声コンテンツですので、飛行機に乗った際にはぜひ聞いてみてください!」

▼ANAコンポーネントテクニクス 制作部門 制作部
 目黒 憲一さん
「前職で培った、音楽制作・サウンドエンジニア・映像編集などのコンテンツ制作のキャリアを活かし、現在はANAグループのプロモーション映像や、訓練教材の制作などを担当しています。お客様に空の旅を快適に過ごしていただけるよう音質面にもこだわり、心を込めて制作しています。快適な空の旅を『翼の王国~朗読版~』と共にお過ごしください。」