
ANA×川崎重工
航空機の廃材や、機体製造時の端材を活かしてアップサイクル製品を開発!
ANAグループ(以下、ANA)と川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)は、エンジンブレード廃材や、航空機の製造過程で出る端材・余剰材を活用したアップサイクル製品を開発し、2023年7月20日より販売を開始しました。
本コラボレーションは、ANAの「運航のみならず製造も含めた航空産業の発展を目指す」という思いと、川崎重工の「他社とのパートナーシップからなる価値共創を経て社会課題にこたえたい」という思いが重なり実現しました。
ANAは、これまでにも整備士の作業着やシートカバーなど様々なアップサイクル製品を製作してきました。今回は、航空宇宙産業の企業との協力、さらには地域創生にも貢献したいという思いから、これまでにない新たなアップサイクル製品の開発を手掛けました。
現在も運航している機体の廃材を活用しているアップサイクル製品は珍しいことに加えて、100年以上の航空機製造の歴史を持つ川崎重工とその協力企業が製作しているため、日本の高い航空機製造技術を感じることができます。

航空写真家 ルーク・オザワ氏が撮影した各空港の飛行機写真をデザイン。脚部はボーイング767の端材を加工し、各空港の滑走路番号と、両社のロゴが刻印されています。


可動式のふたは操縦席のランディングギア操作レバーをイメージしています。


日本有数の航空宇宙産業の拠点である岐阜県にある企業(天龍エアロコンポーネント、ナベヤ製作所)にて、加工されています。アップサイクル製品は、ほぼ職人による手作りです。

(ANA)
「航空機のアップサイクルで、現在も運航している機体の廃材を活用している本製品は、格別だと自負しています。今後も、ANAと川崎重工だからこそできるものを作っていきたいと思っています。
特にタブレットスタンドの写真は、有名な航空写真家 ルーク・オザワさんにご協力いただいたもので、今後も空港や風景のバリエーションを増やしていきたいです。」
(川崎重工)
「このプロジェクトをきっかけに、廃材を見る目が変わりました。一般のお客様向けの製品を作ることは、B to B事業を担う我々にとってはとても新鮮なことで、社員のモチベーションにも繋がっています。
また、これをきっかけにして、日本の岐阜県で高精度の航空機部品が製作されていることを多くの方に知っていただくとともに、地域に貢献できるものをこれからも作っていきたいと思います。」
▼販売サイト ANA Mall内ANAワクワクショップ
※9月29日より追加販売予定
https://anamall.ana.co.jp/shop/top/0009-0009/
販売元・販売サイト運営:ANAウィングフェローズ・ヴイ王子株式会社
▼プレスリリースはこちら
https://tinyurl.com/27oftqgl