
ロンドンビジネススクールで開催された“ビジット・ジャパン・マーケティング戦略コンペティション”に参画しました
ロンドンビジネススクール(LBS)はロンドン大学に所属する世界でもトップクラスのビジネススクールとして知られています。その中で日本人の生徒を中心とした組織であるJapan Clubが当コンペティションを企画・主催しました。
23チーム(各チーム5名程度)の応募の中から書類選考を経て最終選考には8チームが進み、日本の地方のあまり知られていない目的地に観光客を誘致するための革新的な戦略を発表しました。
12月1日にロンドンで開催された選考会にはANA総合研究所(ARI)顧問の中村 晃、ANAロンドン支店マネージャーのJulie Murphyも審査員として参加しました。


各チームとも大変ユニークで秀逸な提案内容となり、順位付けの難しい選考となりましたが、優勝は東アジアのZ世代とミレニアル世代を対象に、「Lost in Japan」というコンテンツによって面白おかしい主人公の東北での経験を描くことにより、当該エリアの海外では知られざる魅力を紹介し、誘客に結び付ける提案をしたチームとなりました。
当該チームには優勝賞品の航空券を利用して、来年2月実際に東北エリアを訪れていただくことを予定しています。
ARIは今回のLBSの取り組みを、日本の地方の魅力発信について海外からの目線で提案をいただくことができる絶好の機会ととらえ、ANAロンドン支店との協働のもとメインスポンサーとして企画・運営を支援しています。
特に発表会の重要な要素である応募いただく際のテーマ設定の段階から、LBS Japan Club運営メンバー(日本人MBA留学生が中心)と入念な打ち合わせを行ってまいりました。
まず、対象とする訪日客について、従前からの富裕層を対象とした研究は多く存在しますが、若手のZ世代についてはあまり調査研究が進んでいないため、この世代を候補としました。
次に対象とする地域については、海外にあまり知られていない地方エリアに焦点をあてるべく、観光庁が指定する「地方における高付加価値なインバウンド観光地モデルづくり モデル観光地11地域」のうちANA路線が就航していて、都道府県別で訪日旅客数が20位以下の地域であることも条件に入れ候補エリアを選定しました。
また今回、将来世界で活躍する富裕層候補であるLBSの皆様に、日本に対する関心を抱いていただいたこと、世界を繋ぐANAの役割や、ARIの地域活性化の取り組みなどへの理解が進んだことは大きな収穫であると考えています。
優勝チームの来年2月の訪日時には観光庁や提案対象となった地区等を訪問する予定であり、引き続き支援してまいります。


<Japan Marketing Strategy Competition公式サイト>
https://japanclub7.wixsite.com/my-site
<LBS Japan Clubホームページ>
https://www.lbsjapan.com/