2024年7月9日
全日本空輸株式会社
中部国際空港株式会社
ANAと中部国際空港(株)が
中部国際空港における資源循環型スキームを
愛知県のプロジェクトチームと共に構築
全日本空輸株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長:井上 慎一、以下「ANA」)と、中部国際空港株式会社(本社:愛知県常滑市、代表取締役社長:犬塚 力、以下「セントレア」)は、使用済みの航空貨物用プラスチックフィルム※を回収し、中部国際空港で使用するプラスチック製品に再生することで、プラスチックを廃棄しない空港内資源循循環型スキームを共同で構築しました。スキーム確立にあたり、愛知県が立ち上げた「あいちサーキュラーエコノミー推進プロジェクトチーム」メンバーの大和エネルフ株式会社、三陽化学株式会社、愛知プラスチックス工業株式会社と協働を行っています。この取り組みは中部国際空港での脱プラスチック・脱炭素化に寄与するものであり、航空会社、空港会社、自治体とが一体となって、資源の回収から再利用へ繋げるはじめての取り組みとなります。 これにより年間約20tのプラスチックごみが廃棄されることなく、その一部が空港内で循環することになります。こうした取り組みはサーキュラーエコノミーのみならず脱炭素化にも寄与するものであることから、ANAとセントレアは、参加するセントレアエコエアポート推進協議会においても他の事業者にも展開し取組を広げてまいります。
- ※プラスチックフィルム:貨物を輸送する際に型崩れや荷崩れを防ぐためのフィルム
- ■スキームの概要
- 1. ANAは貨物を梱包したプラスチックフィルムの付着物を除去し回収
- 2. 大和エネルフ(株)は空港にてANAから回収・三陽化学(株)へ搬入
- 3. 三陽化学(株)は圧縮されたプラスチックフィルムを回収し、ペレットに再生
- 4. 愛知プラスチック(株)はゴミ袋へ再生化
- 5. セントレアはゴミ袋を購入。ターミナルビル内のゴミ箱へ設置。
- ■空港内循環イメージ
ANAとセントレアは、地域の皆様とともに中部国際空港の脱炭素化に向けた取り組みを推進してまいります。
以上
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全日本空輸株式会社 広報部
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中部国際空港株式会社 広報グループ
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