

第22-009号
2022年8月1日
2023年3月期 第1四半期決算について
ANAホールディングス(株)は8月1日(月)、2023年3月期第1四半期決算を取りまとめました。
詳細は「2023年3月期 第1四半期決算短信」をご参照ください。
- ・10四半期ぶりに黒字に転換しました。
また、営業キャッシュフローは、コロナ禍前の水準に近づき、1,000億円を超えました。 - ・国際線・国内線の旅客需要は順調に回復しており、貨物需要も好調に推移しました。
- ・売上高は、前年から1,515億円増加して、3,504億円(約1.8倍)となりました。それに対して、営業費用は、昨年度までに実施した固定費削減による効果が持続したことで、前年から882億円増加の3,517億円(約1.3倍)に抑制しました。
- ・足元では、新型コロナウイルス感染症が再拡大している状況にありますが、予約数は引き続き増加しています。
- ・通期業績予想は変更なく、今期黒字化を達成する計画です。
1. 2023年3月期 第1四半期の連結経営成績・連結財政状態
- (1) 連結経営成績
- (2)航空事業
- ① 国際線旅客(ANAブランド)
各国の入国規制の緩和等による需要回復を受け、座席利用率がコロナ前の水準に迫る70.7%まで上昇しました。駐在員の一時帰国需要や日本発ビジネス需要が回復し始めたことに加えて、大きく増加した北米=アジア間の接続需要を取り込んだこと等により、旅客数は前年の5.2倍、収入は前年の4.8倍と、前年同期を大幅に上回りました。
- ② 国内線旅客(ANAブランド)
第1四半期としては3年ぶりに緊急事態宣言の発令やまん延防止等重点措置の適用がない環境のもと、レジャー需要が着実に増加したことに加え、ビジネス需要についても徐々に回復していること等から、旅客数は前年の2.1倍、収入は前年の2.0倍と、前年同期を大幅に上回り、コロナ禍において四半期ベースで最高となりました。
- ③ 貨物(ANAブランド)
国際線貨物では、ウクライナ情勢の影響により欧州路線の一部で運休が続いた他、自動車部品等の需要が減少したこと等から輸送重量は前年同期を下回りました。一方で、海上輸送混雑の影響が継続したことに加え、収益性の高い北米路線の運航規模拡大や大型特殊商材等の高単価貨物の取り込み等に努めた結果、国際線貨物は重量単価は前年の1.5倍、収入は前年の1.4倍と、前年同期を大きく上回りました。
- ④ LCC(Peach Aviation(株))
ANAからの移管便も含めたネットワークを活用して、国内線のレジャーや帰省需要をターゲットにプロモーションの強化に努めた結果、旅客数は前年の3.4倍、収入も前年同期を大幅に上回りました。
- ⑤ その他
航空事業におけるその他の収入は316億円(前年同期293億円、前年同期比7.8%増)となりました。
なお、航空事業におけるその他には、マイレージ附帯収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれています。
- (3)航空関連事業・旅行事業・商社事業・その他
- ① 航空関連事業
旅客需要の回復に伴い機内食関連業務が増加した他、国際貨物の取扱高が拡大したこと等により、売上高は前年同期を上回りました。一方で、人件費が増加したこと等から、営業利益は前年同期を下回りました。 - ② 旅行事業
国内旅行は、ゴールデンウィークを中心に需要が着実に回復し、全方面で取扱高が増加しました。海外旅行は、約2年ぶりにハワイ方面のツアー催行を4月から再開するとともに、各国の入国制限等の状況に応じて順次方面を拡大しました。以上の結果、売上高は前年同期を上回りましたが、人件費が増加したこと等から営業損失が拡大しました。 - ③ 商社事業
旅客需要の回復に伴い、空港物販店「ANA FESTA」等で増収となった他、半導体市場の好調な需要を受けて電子事業の取扱高が増加したことで、売上高は前年同期を上回り、黒字に転換しました。 - ④ その他
ラウンジ業務や空港検疫関連業務の受託が増加したこと等から、売上高は前年同期を上回りましたが、人件費等の増加により営業利益は前年同期を下回りました。
- (4)連結財政状態
- (5)連結キャッシュ・フロー
- 2.2023年3月期の見通し
2022年4月28日に発表した連結業績予想の変更は行っていません。
以上
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広報・コーポレートブランド推進部
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