第22-007号
2022年7月11日
最新鋭機材の導入に関する契約変更・締結について
~既発注済みボーイング777-9型機の一部をボーイング777‐8F型機貨物専用機へ変更~
~ボーイング737-8型機の最終購入契約を締結~
ANAホールディングス株式会社(代表取締役社長:芝田浩二、以下「ANAHD」)は、貨物事業における将来成長に向けた大型貨物機の確保と国内旅客事業における小型機の低燃費機材への更新を目的に、成長の基盤となる競争力のある最新鋭機材を導入することを決定しました。
1.ボーイング777-8F型貨物専用機への機種変更について
本日2022年7月11日に開催した臨時取締役会において、2014年3月27日に導入を発表していたボーイング777-9型機20機の内2機をボーイング777‐8F型機貨物専用機へ変更することを決定いたしました。本機材の導入は2028年度以降を予定しております。
ボーイング777-8F型機は、双発機において最大の貨物搭載可能量を誇ると同時に、在来機と比較してトン当たりの燃料使用量・二酸化炭素排出量・運航コストを抑制することができる最先端の大型貨物機です。
2.ボーイング737-8型機(ボーイング737MAXシリーズ) 最終購入契約締結について
また、2019年1月29日に発注を発表していたボーイング737-8型機の導入に向けて最終購入契約を締結いたしました(確定20機、オプション10機)。本機材の導入は2025年度からを予定しています。
ボーイング737-8型機は、他運航社において過去2度の事故が発生したことで世界で約1年9カ月の間運航停止措置がとられていましたが、事故要因と判断されたシステムの改修や乗員の訓練見直しなどが要件化され、2020年11月に米国連邦航空局(FAA)が運航再開を承認しています。現時点において世界46社の航空会社が当機種の運航を再開しており、大きな不具合なく順調に運航実績を積み重ねています。
当機種は、ボーイング737シリーズの最新機種であるMAXシリーズの1型式であり、燃費効率の良くなった次世代エンジン搭載に加えて、最新鋭の翼端(アドバンスドテクノロジーウィングレット)により、在来ボーイング737NG型と比較して約15%消費燃料の軽減が見込まれるなどの優れた経済性を有しています。機内空間においては在来型と比較してさらに開放感が高まり快適性が向上しているうえ、静粛性も高いことから、現在国内線で運航中のボーイング737-800型機の後継機として導入予定です。
ANAグループは経営の基盤である安全を堅持し、お客様の視点に立った品質・サービスの向上に努めながら、成長戦略を着実に実行してまいります。
【ボーイング777-8F型機、ボーイング737-8型機の詳細データ 】
以上
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