2020年10月15日

<報道発表資料>

KDDI株式会社
南予広域連携観光交流推進協議会
四国旅客鉄道株式会社
全日本空輸株式会社
伊予鉄バス株式会社
宇和島自動車株式会社
株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション
一般社団法人愛媛県バス協会
石崎汽船株式会社

愛媛県南予地域における観光型MaaSの実証実験を開始

~公共交通の利便性向上・旅のシームレス化を実現~


 KDDI株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠)、南予広域連携観光交流推進協議会(事務局:愛媛県宇和島市、会長:河瀬 利文)、四国旅客鉄道株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役社長:西牧 世博)、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:平子 裕志)、伊予鉄バス株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:清水 一郎)、宇和島自動車株式会社(本社:愛媛県宇和島市、代表取締役社長:村重 敦)、株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション(本社:広島県広島市、代表取締役:藤田 明久)、一般社団法人愛媛県バス協会(本社:愛媛県松山市、会長:清水 一郎) 、石崎汽船株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:清水 一郎)は、愛媛県南予地域(以下 南予地域)の公共交通の利便性向上や移動のシームレス化による観光客の満足度の向上を目的とした観光型MaaS(注1)の実証実験(以下 本実証実験)を2020年10月29日から12月31日の間で行います。

 参加9団体は、本実証実験の実施に向けて「南予観光型MaaS実証実験協議会」を設立し、南予地域の交通機関をおトクに利用できる「えひめ いやしの南予デジタルフリーパス」を販売し、アプリダウンロードや会員登録、クレジットカード登録が不要な観光型MaaSサービスを提供します。本実証実験により、お客さまはよりシームレスで簡単な観光を体験いただけます。

■背景
 南予地域は、日本一細長い佐田岬半島、リアス式海岸の足摺宇和海国立公園など風光明媚な景観を誇ります。一方、南予地域の交通機関は、クレジットカードや交通系ICカードへの対応状況が統一されていないことや、経路検索ですべての交通機関が検索されないことなどの課題があります。
 また、平成30年7月豪雨では、南予地域の主要産業である農業や商業を中心に大きな被害が出るなど、観光客の増加による域内産業の回復も課題となっています。
 このような状況の中、関係する自治体、交通機関、通信会社、広域連携団体が集まり、観光型MaaSを実現することで、周遊しやすい観光地づくりを行い、観光客の増加、域内消費額の向上による地域の活性化を目指します

■本実証実験の概要・特徴
 南予地域のJR、伊予鉄グループの路線バス、宇和島自動車の路線バスが乗り放題となるデジタルフリーパスによる観光型MaaS実証を実施します。

  • ①駅やバス車内にあるNFCタグやQRコードにスマートフォンをかざすだけで乗り降りができるシームレスな取り組みです。
  • ②クラウドシステムを使うことにより、アプリのダウンロード・個人情報を入力する会員登録が不要かつ、登録済みの決済方法を使えば新たにクレジットカードの入力も不要という特徴があります。
  • ③全日本空輸株式会社が提供する「ANAアプリ」上の「空港アクセスナビ」(注2)との連携により、観光型MaaSのデジタルフリーパスが購入、表示できます。
  • ④南予地域のJRの駅にあるポスターにかざすと、周辺観光地や飲食店の情報が閲覧でき、現在地から観光地、飲食店までのルート案内を行えます。
  • ⑤交通機関の乗車、降車、観光施設の入場ごとにポイントが貯まり、ポイントは観光施設の入場券と引き換えができるなど、観光地を巡れば巡るほど、おトクになります。
  • ⑥旅行中に災害情報、緊急情報を容易に取得できる機能や、旅行保険に加入可能な機能を有しています。

 観光型MaaSの詳細はこちら(https://www.jr-shikoku.co.jp/nanyofreepass/index.htmlblank)をご参照ください。

 なお、本実証実験は、国土交通省「令和2年度日本版MaaS推進・支援事業」の認定を受けた取り組みです。

 今後も、さまざまなパートナーと連携し、交通手段や利用地域の拡大、観光コンテンツ拡充や多言語 対応などにより、観光型MaaSサービスのさらなる高度化を図るとともに、社会実装に向けた取り組みを推進していきます。

 詳細は別紙をご参照ください。

以上

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  • ■報道機関等からのお問い合わせ先:
    ANAホールディングス(株)
    広報・コーポレートブランド推進部:
    03-6735-1111
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