
2017年3月17日
独立行政法人航空大学校
全日本空輸株式会社
ANA、航空大学校への現役パイロット派遣を拡大
~パイロット養成拡充に向けANA現役機長がノウハウを提供~
独立行政法人航空大学校と全日本空輸株式会社(ANA)は、2017年4月1日(土)より航空大学校仙台フライト課程における、ANA現役パイロットの教官要員としての派遣を拡大することについて合意しました。
ANAはすでに現役の機長を航空大学校仙台フライト課程に派遣(2014年12月1日より)しておりますが、今般、さらなる派遣の拡大を行っていきます。仙台フライト課程は、エアラインの運航形態とほぼ同様の「計器飛行方式」にて訓練を実施する最終課程であり、教官として学生の指導に直接携わることにより、エアラインパイロットとして必要な能力の向上などをサポートしていきます。
日本の航空業界では、短期的には国際線を中心とした航空需要の増大に伴う航空市場の拡大やLCCの台頭、中長期的には2030年頃に訪れるパイロットが大量退職する時代を迎えることにより、パイロット養成の拡充が喫緊の課題となっております。
そのような環境下、安定的かつ計画的に質の高いパイロットを育成し、日本におけるパイロット養成の中心的な役割を果たしている航空大学校においては、2018年度より定員数を現在の1.5倍(72人→108人)に増員していくことを予定しています。
ANAは現役のパイロットの派遣を通じ、実運航で蓄積してきた知識やノウハウを提供することにより、将来の航空業界を担う学生に対してエアラインパイロットとしての資質の定着を促すとともに、日本におけるパイロットの安定供給に貢献してまいります。
【独立行政法人航空大学校】
代表者 : 理事長 台木 一成
本 校 : 宮崎県宮崎市
【全日本空輸株式会社(ANA)】
代表者 : 篠辺 修
本 社 : 東京都港区
以上