第26-025号
2026年8月25日
ANA未来創造ファンドから「OptQC株式会社」へ出資
ANAホールディングス株式会社(以下、ANAHD)は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「ANA未来創造ファンド」を通じて、光量子コンピュータを開発するOptQC株式会社(本社:東京都豊島区 / 以下、OptQC)へ出資をしました。
近年、AIの急速な進化とDXの加速に伴い、情報処理需要が飛躍的に増大する一方で、従来のコンピュータが抱える処理能力とエネルギー効率の限界が課題となっています。次世代計算基盤として量子コンピュータへの期待が世界的に高まる中、光量子方式は量子ビット数の高いスケーラビリティ・常温動作・既存の光通信技術の活用を強みとして持ち、社会実装に適した方式として注目を集めています。OptQCは、東京大学の光量子情報処理研究の知見を礎に、光量子コンピュータのハードウェア開発と産業応用エコシステム『HIQALI』の運営を通じて、量子コンピュータの社会実装加速を目指しています。
OptQCのコア技術は、少数の光学素子で大規模な量子情報処理を可能にする時間領域多重(TDM)方式によるクラスター状態生成技術です。2026年7月には、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)にて当社初号機『MoQuren(モクレン)』の稼働を開始し、光量子コンピュータの国内商用化に向けた取り組みを本格化しています。また、2026年8月にはNTTとの戦略的資本業務提携を発表するなど、産業パートナーとの連携によるエコシステム拡大にも積極的に取り組んでいます。
ANAHDは、東京大学古澤研究室を起点とした光量子コンピュータ分野における卓越した研究チーム、独自技術や光通信インフラを活用した低コスト・スケーラブルなハードウェアの競合優位性、及び産業連携を核としたエコシステム形成への積極的な取り組みを評価し、今回の出資を決定いたしました。
今後OptQCとは、航空事業を中心としたオペレーションの課題解決や収益性改善などに向け、幅広い連携による価値創造を実現していきます。
【OptQCについて】
| 会社名 | OptQC株式会社 |
| 所在地 | 東京都豊島区西池袋3-28-13 IT tower TOKYO 15階 |
| 代表者 | 高瀬 寛 |
| 設立日 | 2024年9月 |
| 事業内容 | 光量子コンピュータの開発 |
| URL | https://www.optqc.com/ |
【ANA未来創造ファンドについて】
| 名称 | AH―GB未来創造投資事業有限責任組合 (通称:ANA未来創造ファンド) |
| 設立日 | 2024年4月 |
| ファンド規模 | 80億円 |
| 運用期間 | 10年 |
| 主な投資対象 | 新規事業創出の加速や航空非連動事業の強化による新たな収益機会の獲得、航空事業の収益性改善やお客様体験価値の向上が期待できる領域 例. ・次世代モビリティ関連(エアモビリティ、MaaSプラットフォーム、Universal MaaS、ドローン、宇宙等)、 ・顧客基盤活用ビジネス関連(Fintech、データ解析、NFT等)、 ・ネットゼロ関連領域(SAF等の燃料、DAC等のネガティブエミッション技術、グリーンエネルギー、カーボンオフセット等)、 ・航空サービス・オペレーション関連(ロボティクス、AI、自動運転技術等)、その他 |
| 無限責任組合員 | グローバル・ブレイン株式会社 |
| 有限責任組合員 | ANAホールディングス株式会社 |
| URL | https://www.anahd-cvc.com/ |
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