

第25-004号
2025年4月16日
ANA未来創造ファンドから、株式会社キッチハイクへ出資
ANAホールディングス株式会社(以下、ANAHD)は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「ANA未来創造ファンド」を通じて、保育園留学®を運営する株式会社キッチハイク.(本社:東京都台東区 / 以下、キッチハイク)へ出資を実行しました。
近年では都市部を中心に共働き世帯が増加し、都市部での子育てに課題を感じる子育て世帯が増えています。また、近年の教育では、学力テストで測定できる「認知能力」に加えて人間性を豊かにする「非認知能力」が注目されており、自然体験や多様性と触れる経験・学びの機会が人気となっています。
首都圏の未就学児人口は地方からの移住もあり増加する一方で、地方では出生率低下と都市圏への流出によりこどもの数が急減しており、都市と地域のこども人口格差が急激に拡大することが予想されます。過疎地域においては、保育園の稼働率低下が深刻な問題となっています。
これらの課題に対し、キッチハイクは、1-2週間こどもが保育園にのびのび通えて、親は働きながら多様な地域に家族で滞在できる、こども主役の暮らし体験『保育園留学®』を提供しています。こどもは、幼少期に大自然に触れて心身ともに健やかに育つ環境を体験でき、親は、仕事も子育てもしながら地域の生活を体験することができます。また、同サービスを通じて、地域に対する家族ぐるみの超長期的関係人口の創出や地域経済への貢献をもたらします。
2021年より北海道厚沢部町からサービス提供を開始し、現在留学先は全国50地域以上、大人こども合わせて約6,000人以上・2,000家族が利用しています (2025年3月現在)。また、今回の資金調達を通じて、採用による社内体制の強化やシステム増強を進めるとともに、さらなるマーケティング施策を行うことで、サービス利用者数の拡大を目指す予定です。
ANAHDは、キッチハイクの子育て世帯のニーズをとらえた優れたサービスと、実行力の高い経営チームを評価し、出資を決定いたしました。本出資を通じて、関係人口拡大の可能性しかない保育園留学にエアライングループとしても全力でサポートしていきます。
【概要】
会社名 | 株式会社キッチハイク |
所在地 | 東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG.4F |
代表者 | 山本 雅也 |
設立日 | 2012年12月 |
事業内容 | ・1-2週間家族で地域に滞在する、こども主役の暮らし体験「保育園留学」https://hoikuen- ・地域の食を贈るギフトサービス「NIPPON LOCAL FOOD GIFT」 ・地域・自治体のパートナーとして、こどもと地域の未来を創造する事業スタジオ「こどもと地域の未来総研」 |
URL | https://kitchhike.jp/ |
【ANA未来創造ファンドについて】
名称 | AH―GB未来創造投資事業有限責任組合 (通称:ANA未来創造ファンド) |
設立日 | 2024年4月 |
ファンド規模 | 80億円 |
運用期間 | 10年 |
主な投資対象 | 新規事業創出の加速や航空非連動事業の強化による新たな収益機会の獲得、航空事業の収益性改善やお客様体験価値の向上が期待できる領域 例. 次世代モビリティ関連(エアモビリティ、MaaSプラットフォーム、Universal MaaS、ドローン、宇宙等)、顧客基盤活用ビジネス関連(Fintech、データ解析、NFT等)、カーボンニュートラル関連領域(SAF等の燃料、DAC等のネガティブエミッション技術、グリーンエネルギー、カーボンオフセット等)、航空サービス・オペレーション関連(ロボティクス、AI、自動運転技術等)、その他 |
無限責任組合員 | グローバル・ブレイン株式会社 |
有限責任組合員 | ANAホールディングス株式会社 |
URL | https://www.anahd-cvc.com/ |
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ANAホールディングス株式会社
広報・コーポレートブランド推進部
03-6735-1111 - 企業のお客様からのお問い合わせ先:
ANAホールディングス株式会社
未来創造室 新規事業開発部 担当
Mail: contact_afff@anahd.co.jp
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