ANA HOLDINGS NEWS
ANA

第24-031号
2024年10月31日

2025年3月期 第2四半期決算および
通期業績予想の修正について


 ANAホールディングス(株)は10月31日(木)、2025年3月期 第2四半期決算を取りまとめました。
 詳細は「2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信」をご参照ください。

  • ・旅客需要の回復が継続し、売上高は1兆995億円となり、上期として過去最高を更新しました。
  • ・特に、好調な訪日需要や回復する日本発需要を確実に獲得したことで、国際旅客の収入は、3,901億円となり、上期として過去最高を更新しました。
  • ・整備費や人件費など営業費用も前年から増加しましたが、営業利益は1,083億円となり、当初の計画をやや上回り順調に推移しています。
  • ・上期実績と下期見通しを踏まえた通期の業績予想に関して、売上高と営業費用が同額増加するため、営業利益は変更いたしません。一方、各種補償の獲得により営業外収益が増加することから、経常利益、当期純利益を上方修正いたします。

1. 2025年3月期 第2四半期の連結経営成績・連結財政状態

  • (1) 連結経営成績
  • (2)航空事業
    • ① 国際線旅客(ANAブランド)
      好調な訪日需要に加え、日本発のビジネス需要やレジャー需要を積極的に取り込んだ結果、旅客数・収入ともに前年同期を上回りました。
      サービス面では、国際線特別塗装機「ピカチュウジェットNH」・「イーブイジェットNH」において、お客様に興味・関心を持っていただけるように、ポケモンが登場する「機内安全ビデオ」を公開しました。また、一部の国際線機材のビジネスクラスにおいて、機内インターネットサービス「ANA Wi-Fi Service」を無料で提供開始し、サービス拡充に努めました。
  • ② 国内線旅客(ANAブランド)
    台風等による悪天候の影響を受けたものの、「ANA SUPER VALUEセール」を継続的に実施しレジャー需要の喚起と早期取り込みに努めたことや、運賃を一部改定したこと等により、旅客数、収入ともに前年同期を上回りました。
    路線ネットワークでは、夏休み期間や連休を中心に、中部=新千歳線や中部=沖縄線等において臨時便を設定し、レジャー需要を積極的に取り込みました。また、1月から発生していたプラット・アンド・ホイットニー社製エンジンの点検整備による減便については、8月以降解消しています。
  • ③ 貨物(ANAブランド)
    国際線貨物では、アジア・中国発北米向け三国間貨物の旺盛な需要を取り込んだことに加えて、自動車関連を中心とした日本発着の需要が緩やかに回復したこと等により、輸送重量・収入ともに前年同期を上回りました。
    路線ネットワークでは、8月から他社によるエアラインチャーター便の運航を開始したほか、需要動向を見極めて貨物専用機の運航路線や供給量を柔軟に調整する等、収益性の確保に努めました。
  • ④ Peach・AirJapan

    Peachでは、旺盛な訪日需要を取り込むため、使用する機材を国際線へ重点的に振り分けたこと等から、国内線の旅客数は減少したものの国際線の旅客数は増加し、収入は前年同期を上回りました。
    路線ネットワークでは、国内線においては、運航規模を縮小する中でも需要を見極め、関西=女満別線と関西=釧路線の期間運航を実施しました。
    サービス面では、9月からお客様ご自身による手荷物タグを発行できる「Peach BAGGAGE TAG KIOSK」を導入し、利便性の向上に努めました。

    2月に新たなブランドとして運航を開始したAirJapanでは、訪日旅客に加えて日本発旅客に対する需要喚起を目的に、「AirJapanサマーセール」や機内特別企画「空の上の夏祭り」を実施したほか、航空券の支払方法として、日本ならびに就航国であるタイ・韓国においても2次元バーコード決済を開始しました。

  • ⑤ その他
    航空事業におけるその他の収入は855億円(前期比14.3%増)となりました。なお、航空事業におけるその他に
    は、マイレージ附帯収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれています。
  • (3)航空関連事業・旅行事業・商社事業
    • ① 航空関連事業
      外国航空会社の就航便数拡大に伴い、空港地上支援業務や機内食関連業務の受託が増加したほか、国際貨物の取扱高が拡大したこと等により、売上高は前年同期を上回ったものの、人件費が増加したこと等から、営業利益は前年同期を下回りました。
    • ② 旅行事業
      海外旅行については、ハワイやアジア方面における需要を取り込んだことから、取扱高が増加しました。国内旅行については、マイル支払いが可能となったことから、「ANAトラベラーズホテル」や「ANAトラベラーズレンタカー」等の素材販売が好調であったものの、全国旅行支援の効果があった前年同期と比べてダイナミックパッケージ商品の取扱高が減少しました。以上の結果、売上高は前年同期を下回り、営業損失を計上しました。
    • ③ 商社事業
      訪日旅客と国内旅客需要の増加に伴い、免税店「ANA DUTY FREE SHOP」や空港物販店「ANA FESTA」、観光土産品卸売「FUJISEY」が好調に推移したこと等により、売上高は前年同期を上回ったものの、人件費が増加したこと等から、営業利益は前年同期を僅かに下回りました。
  • (4)連結財政状態
  • (5)連結キャッシュ・フロー
  • 2. 2025年3月期の見通し
  • (1)連結業績予想の修正
    上期においては、旺盛な訪日需要や国内のレジャー需要に支えられ、国際線旅客と国内線旅客が好調に推移したほか、国際線貨物の需要を積極的に取り込みました。今後も堅調な旅客・貨物需要が続くことや為替影響による外貨建て収入の増加が見込まれることから、通期の売上高は2兆2,200億円となる見通しですが、費用面では為替影響などの増加が見込まれることから、営業利益は前回予想を据え置いています。
    一方で、航空機等に関わる各種補償金等が想定を上回る見込みであることから、経常利益は1,700億円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,200億円となる見通しです。

以上

  • 報道機関からのお問い合わせ先:
    ANAホールディングス株式会社 :
    広報・コーポレートブランド推進部 :
    03-6735-1111

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