ANA HOLDINGS NEWS
ANA

第24-001号
2024年4月9日

ANAホールディングスとグローバル・ブレインが共同で
『ANA未来創造ファンド』を設立


  • ・2024年4月11日に、ANAホールディングスとグローバル・ブレインは共同で、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「AH-GB未来創造投資事業有限責任組合(通称:ANA未来創造ファンド)」を設立いたします。
  • ・今後、ANAグループ経営ビジョン「ワクワクで満たされる世界を」の実現のために、将来有望な世界中のスタートアップ企業への投資を通じて、国や企業の枠を超えたオープンイノベーションを加速し、お客様・社会・企業にとって持続的な価値創造を推進してまいります。

 ANAホールディングス株式会社(代表取締役社長:芝田 浩二、以下「ANAHD」)は、独立系ベンチャーキャピタル大手であるグローバル・ブレイン株式会社(代表取締役社長:百合本 安彦)と共同で、2024年4月11日に、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「AH-GB未来創造投資事業有限責任組合(通称:ANA未来創造ファンド)」を設立いたします。

 この度設立する「ANA未来創造ファンド」は、新規事業創出の加速や航空非連動事業の強化による新たな収益機会の獲得を目的としています。加えて、航空事業の収益性改善やお客様体験価値の向上が期待できる領域で事業を展開する、将来有望なスタートアップ企業への投資を通じて、スタートアップ企業の成長を支援しながら、自らも成長して新たな価値を共創することを目指しています。

 ANAグループでは、現在、新・経営ビジョン「ワクワクで満たされる世界を」の実現に向け、空からはじまる多様なつながりを創るべく、航空事業から次世代モビリティ、非日常から日常、リアルからバーチャルへとその事業領域の拡大を推進しています。また、コロナ禍を経て、航空事業のボラティリティ耐性強化、既存事業とのシナジー効果創出に向けた事業ポートフォリオ拡充に取り組んでいます。
 今後、「ANA未来創造ファンド」の展開により、オープンイノベーションで国や企業を越えてANAグループ内外の知識や技術をつなぐことで、お客様や社会に新たな価値を提供してまいります。

【ANAHD 代表取締役社長 芝田浩二のコメント】
 コロナ禍から成長軌道への回帰を目指して、5年ぶりに策定した中期経営戦略の3本柱は、①エアライン事業の利益最大化、②航空非連動の収益ドメイン拡大、③持続的成長に向けたANA経済圏の拡大です。これらの実現を加速するために、優れたテクノロジーやビジネスモデルを有するスタートアップの力を借りたいという想いから、『ANA未来創造ファンド』を設立いたします。1952年にヘリコプター2機で創業して以降、ANAグループに脈々と受け継がれてきたベンチャーマインドと、スタートアップのスピード感との融合によって、新たな可能性を広げていきます。

【ANAHD 未来創造室長 津田佳明のコメント】
 2016年のイノベーション創出部隊『デジタル・デザイン・ラボ』設立以降、スタートアップとの協業やベンチャーキャピタルへのLP出資等を通じて、オープンイノベーションによる新規事業創出に取り組んできました。その間に積んできた知見や経験も活かしながら、ANAグループとの高い事業シナジーが見込まれるスタートアップに対して、より主体的に出資を行うフェーズへと進化していきます。2016年の6号ファンド出資以降の信頼関係があるグローバル・ブレインという最適なパートナーに伴走していただきながら、多くのスタートアップのみなさまとの協業そして共創がはじまることに、とてもワクワクしています。

【グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本安彦のコメント】
 航空事業領域でのオープンイノベーションに関しては、かねてより弊社としても非常に興味を持っておりました。コロナ禍を経て、航空事業にとどまらない事業領域の拡大と、既存事業領域のさらなる飛躍を狙うANAHDとパートナーシップを組んで取り組める事に我々も非常に大きな可能性を感じております。両社のアセットをフル活用し、世界に羽ばたくスタートアップの発掘・育成を目指してまいります。

<ファンドの概要>

名称 AH-GB未来創造投資事業有限責任組合
(通称: ANA未来創造ファンド)
ファンド規模 80億円
運用期間 10年
主な投資領域 新規事業創出の加速や航空非連動事業の強化による新たな収益機会の獲得、航空事業の収益性改善やお客様体験価値の向上が期待できる領域
  • 例. 次世代モビリティ関連(エアモビリティ、MaaSプラットフォーム、Universal MaaS、ドローン、宇宙等)、顧客基盤活用ビジネス関連(Fintech、データ解析、NFT等)、カーボンニュートラル関連領域(SAF等の燃料、DAC等のネガティブエミッション技術、グリーンエネルギー、カーボンオフセット等)、航空サービス・オペレーション関連(ロボティクス、AI、自動運転技術等)、その他
投資ステージ シード・アーリー・ミドル(アーリーステージに注力)
投資地域 全世界(ただし、概ね日本6割/海外4割)
無限責任組合員 グローバル・ブレイン株式会社
有限責任組合員 ANAホールディングス株式会社

参考: グローバル・ブレイン株式会社の概要

会社名 グローバル・ブレイン株式会社
所在地 東京都渋谷区桜丘町10-11
代表者 代表取締役社長 百合本 安彦
設立 1998年1月
事業内容 ベンチャーキャピタル事業
特徴 純投資ファンドに加え、多くのCVCを運営している業界大手のベンチャーキャピタル。スタートアップ企業の発掘能力が高く、投資先のバリューアップ、投資元とのシナジー創出に注力しており、投資先・投資元の双方から評価が高い。

以上

  • 報道機関からのお問い合わせ先:
    ANAホールディングス株式会社
    広報・コーポレートブランド推進部
    03-6735-1111
  • 企業のお客様からのお問い合わせ先:
    ANAホールディングス株式会社
    未来創造室 新規事業開発部 担当
    Mail: contact_afff@anahd.co.jp
  • お客様からのお問い合わせ先はこちらからご覧ください。

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