ANA HOLDINGS NEWS
ANA

第22-038号
2023年2月2日

2023年3月期 第3四半期決算および通期業績予想について


 ANAホールディングス(株)は2月2日(木)、2023年3月期 第3四半期決算を取りまとめました。
 詳細は「2023年3月期 第3四半期決算短信」をご参照ください。

  • ・売上高を伸ばしつつ、コストマネジメントを徹底したほか、公租公課の減免等のご支援の継続もあり、第2四半期に続き、営業利益・経常利益・純利益のすべてにおいて黒字となりました。
  • ・第3四半期の実績を反映し、通期の業績予想を上方修正しました。
  • ・ようやく回復基調が鮮明になりつつありますが、地政学リスク等が継続しており、人的資本や航空機への投資、コロナ禍で増加した有利子負債の返済を含めた財務基盤の復元も進めていく必要があります。これらをとりまとめ、次期中期経営戦略として、2月15日に発表します。

1. 2023年3月期 第3四半期の連結経営成績・連結財政状態

  • (1)連結経営成績
  • (2)航空事業
    • ① 国際線旅客(ANAブランド)
      • ・国際線旅客では、各国の入国制限の緩和により北米=アジア間の接続需要や日本発のビジネス需要が堅調に推移したことに加え、日本の水際対策が緩和され、10月以降訪日需要が回復し始めたこと等から、旅客数は前年同期の約5倍、収入は前年同期の約6倍になりました。
      • ・路線ネットワークでは、成田空港発着の北米、アジア路線を増便し、接続需要を取り込んだ他、回復する日本発の需要や訪日需要に対応し、羽田空港発着路線の運航規模を拡大しました。欧州路線については、ウクライナ問題の影響を受ける中でも、運航規模を徐々に回復させていますが、中国路線については、ゼロコロナ政策が続いたこと等により、復便が相対的に遅れています。
  • ② 国内線旅客(ANAブランド)
    • ・国内線旅客では、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けた動きが進み、第8波の影響も限定的に推移する中、需要が着実に増加しました。10月以降は全国旅行支援によりレジャー需要が喚起されたこともあり、旅客数・収入ともに前年同期の約1.9倍になりました。
    • ・路線ネットワークでは、エンジン改修を終えたボーイング777型機が全面的に運航可能となり、週末や連休を中心に機材の大型化及び臨時便の設定を積極的に行い、回復する需要の取り込みに努めました。また、10月から航空会社の系列を越えて、新たに天草エアライン(株)、日本エアコミューター(株)と、福岡=天草線、鹿児島=種子島線等の離島生活路線でコードシェアを開始しました。
  • ③ 貨物(ANAブランド)
    • ・国際線貨物では、旅客需要の取り込みを強化するために、旅客機による貨物専用便の運航を減少させたことに加え、自動車関連部品の需要が減退したこと等から、輸送重量は前年同期を下回りました。
    • ・足元では航空貨物の需要が弱含んだことから、第3四半期(10月~12月)は減収に転じたものの、第3四半期累計では、大型特殊商材等の高単価貨物や三国間貨物を取り込んだ結果、収入は前年同期を上回りました。
  • ④ LCC(Peach Aviation(株))
    • ・LCCでは、国内の行動制限や各国の水際対策の緩和に伴い、需要が大きく増加したことで、旅客数・収入ともに前年同期を大幅に上回りました。
    • ・路線ネットワークでは、国内線において増加する需要に対応し、成田=新千歳線、成田=福岡線で増便を実施する等、運航規模を拡大しました。また、国際線は2021年4月以降、全路線で運休していましたが、8月からソウル(仁川)線、台北(桃園)線を順次再開し、12月からは関西=バンコク線を新規就航させました。
  • ⑤ その他
    航空事業におけるその他の収入は1,076億円(前年同期966億円、前年同期比11.4%増)となりました。なお、航空事業におけるその他には、マイレージ附帯収入、機内販売収入、整備受託収入等が含まれています。
  • (3)航空関連事業・旅行事業・商社事業・その他
    • ① 航空関連事業
      売上高1,802億円(前年同期比20.3%増) 営業利益51億円(同93.1%増)
      旅客需要の回復に伴い、搭乗受付や手荷物搭載等の空港地上支援業務の受託や機内食関連業務が増加した他、国際貨物の取扱高が拡大したこと等により、売上高は前年同期を上回りました。
    • ② 旅行事業
      売上高530億円(前年同期比53.6%増) 営業損失6億円(前年同期 営業損失2億円)
      国内旅行は、需要が着実に回復する中、全国旅行支援の後押しもあり、ダイナミックパッケージ商品の取扱高が全方面で増加した他、支払いにマイルを利用できる「ANAトラベラーズホテル」商品も好調に推移しました。海外旅行は、4月にハワイ方面のツアー催行を約2年ぶりに再開し、順次方面を拡大しました。以上の結果、売上高は前年同期を上回りました。
      当社グループは「マイルで生活できる世界」の具現化を目指しており、10月に「ANAマイレージクラブアプリ」を日常生活における当社グループの各種サービスへの入り口となるゲートアプリへリニューアルしました。今後は、「マイルを貯める・使う」機会を街中やネット上で拡大することで利便性の向上に努めてまいります。
    • ③ 商社事業
      売上高765億円(前年同期比24.6%増) 営業利益30億円(同340.7%増)
      航空需要の回復に伴い、空港物販店「ANA FESTA」等で増収となった他、半導体市場の好調な需要を受けて電子事業の取扱高が増加したこと等により、売上高は前年同期を上回りました。
    • ④ その他
      売上高272億円(前年同期比1.7%減) 営業利益3億円(同64.9%減)
      ラウンジ業務等の受託が増加した一方で、前期に大型物件の売却があった反動等により不動産関連事業の取扱高が減少したこと等から、売上高は前年同期を下回りました。
  • (4)連結財政状態
  • (5)連結キャッシュ・フロー
  • 2. 2023年3月期の見通し
  • (1)連結業績予想

以上

  • 報道機関からのお問い合わせ先:
    ANAホールディングス株式会社
    広報・コーポレートブランド推進部
    03-6735-1111
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