第22-030号
2022年12月9日
アジアの航空会社で初めて
温室効果ガス(CO2)排出削減目標のSBT認定を取得
- ・当社が設定した温室効果ガス排出削減目標が、SBT(※1)認定を取得。
- ・SBT認定を受けるのは、アジアの航空会社で初めてです。
- ・2030年度までに、RTK(有償輸送量)あたりのCO2排出量を2019年度比29%削減します。
- ・2030年度までに、施設・空港車輛で排出されるCO2排出量を2019年度比27.5%削減します。
ANAホールディングス(以下、ANAHD)の温室効果ガス(CO2)排出削減目標が、国際的なイニシアチブである「Science Based Targetsイニシアチブ (SBTi(※2)) 」から、科学的根拠に基づいた目標(science-based targets)として認定されました。SBT認定を受けるのは、アジアの航空会社で初めてです。ANAHDは、この目標を道筋とし、引き続き「2050年 ネットゼロ」にむけ、ESG経営における価値創造を推進してまいります。
目標 SBT(science-based targets)
ANAグループは、航空輸送において、RTK(有償輸送量)あたりのCO2排出量(原単位あたりのCO2排出量)を2030年度までに2019年度比で29%削減します(※)。加えて、2030年度までに施設や空港車輛で使用される電気や燃料から発生するCO2 排出量を、2019年度比で27.5%削減します。
ANAグループの事業活動から排出されるCO2排出削減の目標は、温暖化を2℃未満に抑えるために必要な水準と整合しています。
- ※この目標は、飛行中に使用される航空燃料から排出される直接排出と、燃料の生産過程で排出される間接排出の両方を削減することを意味します。
SBTへの取り組み
ANAグループは、SBTを2050年のネットゼロを成功させるための方向性を示す道筋とし、ESG経営戦略に焦点を当て、努力してまいります。航空機輸送における取り組みとして、運航上の改善、航空機等の技術革新(省燃費機材の導入)、SAF(Sustainable Aviation Fuel)の活用等航空燃料の低炭素化を軸としています。また、航空輸送以外で排出する燃料や電力使用に伴うCO2排出量の削減も地球温暖化の影響を軽減するために重要な課題であり、空港車輛のEV/FCV化を計画し、施設・オフィスでの再生可能エネルギー使用も実施しています。
SBT設定の重要性
COP26で気候変動への対策が世界共通の認識となり、脱炭素社会への移行が世界的に進行、加速しています。また、最新の科学は、気候変動の最悪の影響を回避し、かつ、未来も繁栄する持続可能な社会を確保するために、企業がより多くのことを、より迅速に行う必要があることを明確にしています。
ANAHDは、航空分野におけるCO2 排出削減の目標設定法、ガイダンス策定のため、ルール作りから関与する技術ワーキンググループに参画してまいりました。2021年8月に航空分野におけるガイダンスが策定され、この度、温室効果ガス(CO2)排出削減のための目標を設定し、認定を取得しました。
航空輸送が事業におけるCO2排出量の約99%を占めるANAグループとしては、SBTは野心的な目標であります。一方、排出量削減への取り組みは、すべての航空会社が直面する課題ですが、航空業界全体が排出量削減への戦略に焦点を当て、協調して努力することも必要です。
環境分野におけるリーディング・エアライングループとしてSBTを設定する事で、持続可能な未来にむけ責務を果たすべく、グループ一丸となって取り組んでまいります。
- ※1:SBT(science-based targets)
パリ協定の目標(産業革命前と比べて地球温暖化を2℃以下に抑え、1.5℃に抑える努力を追求する)を達成するために必要な最新の気候科学に沿った排出量削減目標です。 - ※2:SBTイニシアチブ(Science Based Targets initiative)
気候変動対策に関する情報開示を推進するCDP、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の4つの非営利団体により設立されました。SBTiは、科学的根拠に基づく目標設定の方法を定義・推進し、厳格なプロセスで検証することで、企業の目標を独立的に評価しています。
以上
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広報・コーポレートブランド推進部
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