
令和4年7月14日
札幌市
全日本空輸株式会社
ANAあきんど株式会社
札幌市とANAグループが「Universal MaaS」の共同プロジェクトを開始
~札幌2030大会招致を契機とした共生社会の実現に向けて~
- ・札幌市、ANA、ANAあきんどは、「Universal MaaS」のコンセプトに基づく共同プロジェクトを開始します。
- ・札幌市が目指す2030北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会(以下、「北海道・札幌2030大会」という。)の招致を契機とした共生社会に向けて、シームレスで快適な移動サービスの提供に向け、積雪寒冷地である札幌市ならではの課題抽出・解決を目指します。
札幌市(市長:秋元克広、以下「札幌市」)、全日本空輸株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:井上慎一、以下「ANA」)、ANAあきんど株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菅谷 とも子、以下「ANAあきんど」)は、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」※1の共同プロジェクトを開始します。
本プロジェクトでは、北海道・札幌2030大会招致を契機とした共生社会の実現を目標に掲げる札幌市と、ANAグループが提携し、「誰もが移動をあきらめない世界」の実現を目指します。
2022年度は、都内から札幌市内の目的地までの移動について、移動サービス「一括サポート手配」※2「バリアフリー地図/ナビ」※3の過去4年間の実証実験・社会実装で得た知見をもとに、積雪寒冷地である札幌ならではの課題抽出、課題解決を目指します。
今後、複数の協力企業・団体を加え、これまでに蓄積してきた機能やサービスの有効性の検証、および課題抽出を行う実証実験を実施します。なお本プロジェクトは、国土交通省「令和4年度 日本版MaaS推進・支援事業」に採択されたUniversal MaaSの実証実験の一環として実施するものです。
Universal MaaSのパートナー各者は、これまで交通事業者、自治体、大学などと連携し、何らかの理由で移動にためらいのあるお客様(移動躊躇層)に提供する移動サービスの実証実験を行って参りました。今後もこの結果を踏まえて、対象地域を拡大して検証を行い、移動躊躇層が抱えている課題に対し、お客さまと自治体・地域・事業者の視点による解決を目指すとともに、全てのお客さまが快適にストレスなく移動可能な社会を目指し、サービス向上に努めて参ります。
■Universal MaaSパートナー (2022年7月14日時点)
右記URLをご覧ください。https://universal-maas.org/partner
■各者の役割
- ・札幌市:札幌市のバリアフリー情報収集・提供、実証実験に向けた調整
- ・ANA:本共同プロジェクトのとりまとめ、全体サービス設計/開発
- ・ANAあきんど:地域創生事業として、自治体・地域事業者との連携調整・実証実験の実働サポート
■「Universal MaaS」プロジェクトのこれまでの歩み
「Universal MaaS」プロジェクトは、2019年6月に正式に発足し、個別にサービスを提供してきた各事業者が垣根を越えて連携することで、お客さまの新たな移動体験の創出を目指してまいりました。初期においては、横須賀市周辺を中心に実証実験を重ね、昨年度は都内から航空移動を含めた大阪/京都/神戸エリアを移動するお客さまを対象に、車いすユーザー向け移動支援サービス「一括サポート手配」の実証実験を行いました。また、車いすユーザーの方々と共に構築した「バリアフリー地図/ナビ」の社会実装、視覚に障がいのある方々向けには、地図に代わる新たなナビゲーションサービスの構築を目指す実証実験を行うなど、精力的に活動を行っています。
- ※1:「Universal MaaS」とは、障がいや高齢など、何らかの理由で移動にためらいのあるお客さまが快適にストレスなく移動を楽しめる移動サービスです。様々なお客さま・地域・企業・団体の方々と「誰もが移動をあきらめない世界」を目指しています。
詳細は、右記公式ウェブサイトを参照ください。URL:https://universal-maas.org/ - ※2:「一括サポート手配」とは、出発地から目的地までの移動における介助手配を、オンラインにて一括で行えるサービスです。
詳細は、右記URLをご覧ください。URL:https://universal-maas.org/partner-arrangement-seamless-assistance - ※3:「バリアフリー地図/ナビ」とは、他のユーザーが車いすで実際に走行したルート・利用したスポットなどのバリアフリー情報を表示し、目的地までの最短経路と合わせて、車いすユーザー向け移動参考情報の確認が可能な地図/ナビです。
詳細は、右記URLをご覧ください。URL:https://universal-maas.org/partner-barrierfree-map-navigation-wheelchair
1972 年に札幌市で開催されたオリンピック冬季競技大会は札幌のまちを大きく変えるとともに、市民をはじめ、世界中の多くの方の記憶に深く刻まれる大会となりました。それから50年が経ち、オリンピックは、開催を通じて社会課題の解決、社会の発展にどう寄与するかがより重視されるものとなり、札幌市は次の100年に向けたまちづくりを加速化させるきっかけとして、2030年大会の招致を目指しています。
北海道・札幌2030オリンピック・パラリンピック冬季競技大会招致ウェブサイト URL:https://winter-hokkaido-sapporo.jp/
以上
- 報道機関からのお問い合わせ先:
- 札幌市まちづくり政策局政策企画部企画課
中本/岩間(本プロジェクトにおける札幌市の取組みに関すること)
TEL:011-211-2192 - 札幌市スポーツ局招致推進部計画調整担当課
江澤/金編(北海道・札幌2030大会に関すること)
TEL:011-211-3042 - 全日本空輸株式会社 広報部
(本プロジェクト全体のサービス設計・概要に関して)
TEL:03-6735-1111 - ANAあきんど株式会社 札幌支店
(本プロジェクトにおけるANAあきんど(株)の取組みに関すること)
TEL:011-204-8701
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