2022年2月15日
ANAホールディングス株式会社
Joby Aviation Inc

ANAホールディングスとJoby Aviationがパートナーシップを発表

~電動エアモビリティによる旅客輸送サービス実現に向けた検討を開始~


 ANAホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役:片野坂真哉、以下「ANAHD」)と、Joby Aviation(本社:米国カリフォルニア州Santa Cruz、CEO:JoeBen Bevirt、以下「Joby」)は、電動エアモビリティeVTOLを活用した、日本における新たな運航事業の共同検討に関する覚書(以下「覚書」)を締結しました。本覚書には、地上交通における連携等を想定し、トヨタ自動車も参加しています。

 eVTOLとは、電動モーターで複数の回転翼を回転させ、垂直離着陸できる小型航空機を指します。「空飛ぶクルマ」とも称され、渋滞の緩和や温暖化への対策など、より豊かで持続可能な社会の実現に貢献する新たなモビリティとして世界各国で開発が急ピッチで進められています。
 Jobyが開発を進めるeVTOLは、電動で低騒音かつ排気ガスがゼロであると同時に、最大航行距離約150マイル(240㎞)超、最高速度200mph(約320km/h)で航行可能な5人乗り仕様で、都市圏でも便利で快適な新たな移動体験を実現するために設計されています。

 今回のパートナーシップに基づき、航空会社のANAHDと電動航空機(eVTOL)開発および運航サービス開発を進めるJobyの2社は、国内大都市圏を中心とした移動サービスの実現に向けて事業性調査、旅客輸送サービス実現に向けた運航/パイロット訓練、航空交通管理、離着陸ポート等地上インフラ整備、関係各社および国・自治体と新たな制度・法規への対応など、さまざまな側面で共同で検討を実施してまいります。また、地上交通との連携では、トヨタ自動車も参加し検討を実施してまいります。

 また3社は、経済産業省と国土交通省が空飛ぶクルマ(エアモビリティやeVTOLとも呼ばれる)実現に向けて設立した「空の移動革命に向けた官民協議会」のメンバーでもあり、同協議会が推進するプロジェクトの議論にも、共に参加してまいります。

以上

  • ◆各社概要
  • ANAHDについて
     ANAHDでは、空飛ぶクルマと呼ばれる電動垂直離着陸航空機を用いた、ゼロ・エミッションな都市型航空交通の実現を目指し、その第一歩として2025年大阪・関西万博を起点とした関西圏での運航の実現を目標としています。これまでに培った安全安心な航空機運航の知見を活かし、都市圏にて、【都市内ポート】や【空港ポート】をつなぎ、地上交通よりも快適かつ大幅な移動時間の短縮による時間価値提供により、新たな空の移動体験を創造します。実現には、地上インフラや法制度といった運航環境の整備が必要となるため、官民における連携や、様々なステークホルダーの皆様と積極的に連携して実現を目指していきます。
  • Jobyについて
     ジョビー アビエーション(Joby Aviation,Inc (NYCE: JOBY))は、米国カリフォルニア州に本社を置く電動式垂直離着陸機を開発する会社で、2024年には米国でエアモビリティサービスの提供を開始する予定にしています。静粛性に優れた高速で拠点間をつなぐ新しい空のモビリティとして都市の混雑や渋滞の緩和や持続可能な交通手段への移行を可能とします。2009年の会社設立から1,000回を超える試験飛行を行ってきており、カリフォルニア州のサンタクルーズ、サンカルロス、マリーナ、ワシントン DC、ドイツのミュンヘンにも拠点を広げ、現在の社員数は1,000人を超えています。
     詳細については、www.jobyaviation.comをご覧ください。
  • 報道機関からのお問い合わせ先:
    • ◆ANAホールディングス株式会社
      広報・コーポレート推進部
      03-6735-1111
    • ◆Joby Aviation Inc
      press@jobyaviation.com

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