第19-031号
2019年7月4日

国内初 リモコン式遠隔操作による航空機けん引を実用化


 ANAグループは、本日から九州佐賀国際空港(以下、佐賀空港)にて、日本の航空会社では初めて、実際の運航便に対して、リモートコントローラーを使用した遠隔操作による航空機のけん引を開始します。

 2018年10月よりANAグループは、新しい技術の活用を通じた空港における地上支援業務のSimple & Smart化の一環として、ドイツmototok社製の機器「Spacer8600」を使用し、リモートコントローラーを使った遠隔操作による航空機の移動・けん引について、実証実験を行ってまいりました。
 実証実験を通じて、操作者は、広い視野を確保できることに加え、航空機の車輪の向きなどを間近で確認できるため、より平易かつ安全に移動・けん引を行えること、また、短い時間での業務習熟が可能となることが確認できました。

 現在、ANAグループでは、佐賀空港を、先進技術を「試す」・「集める」・「繋げる」イノベーションモデル空港と位置づけており、遠隔操作による航空機のけん引をはじめさまざまな先進技術の導入を進めています。佐賀空港における運用状況を踏まえて、オペレーション上の課題抽出を図り、今後、他空港への導入を進めてまいります。

 ANAグループは、引き続き、さまざまなイノベーションの推進を通じて、空港における「人と技術の融合・役割の見直し」を図り、ご利用されるお客様に対しても、働く従業員に対しても、Simple & Smartな空港サービスとオペレーションを実現してまいります。

  • 注:リモコン式遠隔操作による航空機の後退、旋回を含むけん引として日本の航空会社では初めて。

以上

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