第18-041号
2018年8月21日

2018年度下期 ANAグループ航空輸送事業計画を一部変更


 ANAグループは、2018年度下期の航空輸送事業計画の一部を変更いたします。

 今年度上期において、グローバルに拡大する航空需要を背景に、国際線では羽田=バンコク線をさらに増便するなど、羽田・成田の両空港それぞれの特性を活かした『首都圏デュアルハブモデル』を強化してまいりました。国内線では需要動向に応じた路線便数の最適化と投入機種の柔軟な調整により路線ネットワークの拡充を図りつつ、機内Wi-Fiインターネットを無料でご提供するなどサービスの向上にも努めてきました。

 本年7月以降お客様にご迷惑をおかけしている状況は、エンジン点検による影響や需要動向等を総合的に勘案し、機材をはじめとした保有リソースの最適配置を下期事業計画に反映することにより収束させてまいります。その結果、2018年度下期における生産量(座キロ)は、対前年同期比では国際線100%、国内線102%、対年度計画比では、国際線96%、国内線101%となる見込みです。

 足元の堅調な需要を確実に取り込むことで、収入の最大化を目指すとともに、当社は、経営の基盤である安全を最優先とし、引き続きロールス・ロイス社と緊密に連携しながら法制化されたエンジン点検を着実に実施いたします。

 また、路線ネットワークの拡充とあわせて、定時性の向上をはじめとした快適で高品質なサービスの向上に取り組んでまいります。

 貨物事業においては、那覇空港を国内およびアジアの主要各都市との重要な流通拠点として位置づけつつも、さらに効率的な貨物ネットワークを構築するため、沖縄貨物ハブのネットワークを再編いたします。

 国際線、国内線、貨物専用便の路線便数、運航機種等の詳細は以下のとおりです。

*これらの計画は関係当局への申請・認可を前提としております。

1.国際線

 堅調なビジネス需要に加えて、中国やアジア各国からの旺盛な訪日需要を取り込むとともに、イールドマネジメントの強化を図ります。

 また、経済性と快適性を兼ね備えた最新鋭小型機エアバスA320neo型機の投入を引き続き進めてまいります。あわせて、日本初導入でハワイ路線に投入予定の世界最大の旅客機エアバスA380型機や、ボーイング787型機シリーズでもっとも長い胴体を持つ最新モデルであるボーイング787-10型機を新たに受領し、2019年春から運航を開始する予定です。

 以下の通り、運休・減便が発生いたしますが、2019年2月より一部の国際線においては順次復便してまいります。

(1)運休・減便

  • ※1 2月24日以降はB737−700で運航します。
  • ※2 NH175/176便を減便いたします。

(2)機種変更 * 当日の機材・運航状況により変更となる場合がございます。

  • ※1 復路便は翌日からの機材変更となります。
  • ※2 NH801/802:B777-300ERで運航。ただし、2019年2月8日以降はB787-9で運航。
    NH803/804:B787-9で運航
  • ※3 NH805/806:B787-8で運航。予定していたプレミアムエコノミーサービスの提供は延期致します。
    NH807/808:B787-9で運航。
  • ※4 12月1日以降はB787-8で運航。
  • ※5 機材変更に伴い、プレミアムエコノミーサービスの提供は中止致します。
  • ※6 2019年2月1日以降はB787-8で運航。
  • ※7 NH809/810:B767-300ERで運航。
    NH811/812:12月1日以降はB767−300ERで運航。復路は翌日からの機材変更
  • ※8 2019年2月1日~2月16日および3月1日以降はB767−300ERで運航。
  • ※9 NH919/920:B787-8で運航。ただし、2019年3月1日以降はB767-300ERで運航。
    NH921/922:B767-300ERで運航。
    NH959/960:B737-700で運航。ただし、2019年3月1日以降はB787-8で運航。
  • ※10 NH861/864/865/868:B787-8で運航。
    NH862/867:B787-9で運航。ただし、2019年2月17日以降はB787-8で運航。復路は翌日からの機材変更。
  • ※11 NH859/860:B787-9で運航。
    NH821/822:B767-300ERで運航。
  • ※12 NH851/852:B767-300ERで運航。ただし、2019年3月1日以降はB787-8で運航。
    NH853/854:B787-8で運航。
  • ※13 NH961/962:B777-300ERで運航。
    NH963/964:B767-300ERで運航。ただし、12月1日以降はB787-8で運航。復路は翌日からの機材変更。
  • ※14 NH967/968:B787-8で運航。復路は翌日からの機材変更。
    NH971/972:B767−300ERで運航。ただし、2019年3月1日以降はB787-8で運航。復路は翌日からの機材変更。

2.国内線

 堅調な国内線ビジネス・訪日需要の拡大を背景に、国内線をご利用いただくお客様は増加しており、需要に応じた最適な航空機を投入することで、確実に需要を取り込みながら、収益性の向上を目指します。また、全席にシートモニターを装着したエアバスA321neo型機の導入をさらに進め、2018年度末までに11機体制とします。

 あわせて、2018年4月より国内線機内Wi-Fiインターネットの無料化や無料でお楽しみいただける機内Wi-Fiエンターテイメントを100コンテンツ以上に拡大しました。2018年度内に、国内線ANA Wi-Fi Service対象機材を国内最大規模となる約100機まで拡大します。

 また2018年下期ご搭乗分より、国内線の運賃をよりシンプルでわかりやすい運賃体系に見直しを行った他、航空券の予約・販売開始日をご搭乗日の355日前へ拡大するなど利便性の向上に努めてまいります。

(1)増便

  • ※1 12月28日~31日、1月2日~4日は6往復/日運航。

(2)運休・減便

  • ※1 11月26日~12月12日、1月9日~24日は5往復/日運航。
    10月28日~11月25日、12月13日~1月8日、1月25日~2月23日は6往復/日運航。
  • ※2 アイベックスエアラインズ運航便とのコードシェアを開始及び便数を変更いたします。
    詳細は8月21日発表のANA/アイベックスエアラインズ共同リリースにてお知らせいたします。
  • ※3 12月27日~1月7日は3往復/日運航。ソラシドエア運航便とのコードシェアを開始いたします。
    詳細は8月21日発表のANA/ソラシドエア共同リリースにてお知らせいたします。
  • ※4 オリエンタルエアブリッジ運航便とのコードシェア便数を変更いたします。
    詳細は8月21日発表のANA/オリエンタルエアブリッジ共同リリースにてお知らせいたします。
  • ※5 金土日祝(2019年1月11日~14日、18日~20日、25日~27日、2月1日~3日)は8往復/日運航。

3.貨物専用便

 那覇空港を国内およびアジアの主要各都市との重要な流通拠点として位置づけつつも、より効率的な貨物ネットワークを構築するために、沖縄貨物ハブのネットワークを再編いたします。また、沖縄貨物ハブを経由しない一部の直行路線も再編いたします。

(1)新規開設・増便

(2)減便・運休

  • ※1 旅客機の貨物スペースを活用した運航

以上

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