第18-006号
2018年5月31日
ANAホールディングスは宇宙旅行・宇宙輸送の実現を目指す
PDエアロスペースをさらに支援いたします
ANAホールディングス株式会社(以下 ANAHD)は、宇宙旅⾏をはじめとする宇宙輸送の事業化に向けて、有人宇宙機開発を行うPDエアロスペース株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社⻑:緒川 修治、以下 PD エアロスペース)に、2018年5月31日付で追加出資いたしました。今般の追加出資額は2億円で、第三者割当増資による発行株式を引き受けました。前回(2016年10月)の2,040万円に加え、合計で22,040万円となります。
PDエアロスペースは、昨年7月、単一エンジンにてジェットモードとロケットモードの燃焼モードを切り替える実験に世界で初めて成功しました。今回調達した資金をもとに、愛知県碧南市のR&Dセンターを8倍の敷地に移転、エンジニア含む新たなメンバーを迎え、2019年に日本初となる「無人宇宙航空機による宇宙空間(高度100km)まで到達した後の帰還」を目指し、新型エンジンおよび機体の開発をする計画です。
ANAHDでは、有人宇宙機開発を加速させるため、追加出資に加え、社員を1名派遣し、開発の支援を行なっています。
今回の出資では、2016年10月において出資した株式会社エイチ・アイ・エスおよび当社に加え、ハウステンボス株式会社、みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合(運営:みずほキャピタル株式会社)およびオプティマ・ベンチャーズ株式会社も新たに出資いたしました。PDエアロスペースは、今後さらなる出資者を募集し、有人宇宙機の開発を実現していく計画です。
2018-2022年度グループ中期経営戦略において、Society 5.0(超スマート社会)の実現に向けた取り組みの1つとして「宇宙旅行や高速輸送」などの新たな市場・需要の創出を目指しています。
民間による宇宙事業開発が加速する中、ANAも航空運送事業で培ったオペレーションに関する知見を活用し、今後、本格化する宇宙時代を前に、宇宙旅行を含む宇宙輸送事業など、宇宙事業の創出にチャレンジしてまいります。
以上