ANAホールディングス株式会社
ファーストイースタンアビエーションホールディングス
株式会社産業革新機構

Peach Aviation株式の資本構成の変更に関するお知らせ


Peach Aviation株式会社(本社:大阪府泉南郡、代表取締役CEO:井上慎一、以下「Peach」という)の株主であるANAホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:片野坂真哉、以下 「ANA HD」という)とファーストイースタンアビエーションホールディングス(本社:香港、会長:Victor Chu、以下「FE」という)と株式会社産業革新機構(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英、以下「INCJ」という)の3社は、Peach株式の資本構成を変更することに合意し、本日、株式譲渡契約を締結いたしました。ANA HDは304億円で株式を取得いたします。

資本構成変更の概要

日本初のLCC であるPeachは2011年の創業以来順調に事業を拡大し、2013年度には初の単年度黒字化を達成、2015年度には売上479億円・営業利益61億円を計上し、累積損失を解消しました。これまでの「創業期」において、Peachはネットワークを拡大してきました。現在はエアバスA320型機を18機運用しており、新たな需要を創出しながら事業の安定化を実現してきました。

株主3社は、2017~2020年度をPeachのさらなる飛躍へのステージと捉え、Peachの成長をより一層加速するためにはANAグループへの連結化が最適との判断に至りました。Peachの企業文化、ブランドを活かし、その上でANAグループのエアライン事業領域の拡大と連動させ、Peachの成長を後押ししていく方針です。

今後、Peachが独自に築き上げてきたPeachらしさを追求しながら、国内・海外拠点の拡大を推進し日本を代表するLCCとして、空の旅をより身近なものとしていくことを期待しております。

尚、本件については、譲渡契約に基づくANA HDによる株式取得を4月10日に予定しておりますが、 各国当局からの必要な許認可等の取得を条件として実施いたします。

  • ANAHD 片野坂社長コメント
    • 「Peach の企業文化・ブランドを活かし、独自性を尊重しながら、第二の創業期として成長を加速させるべくANAグループとしてサポートしてまいります。Peachが、国内・海外拠点の拡大をさらに推進し、 日本を代表するLCCとして市場を牽引することで、航空需要の創出や地方創生などを通じて、観光産業 ひいては日本経済の発展に貢献したいと思います。」
  • FE Victor Chu会長コメント
    • 「Peachの共同出資者として、我々ファーストイースタンは、Peachが過去6年間に達成してきたことを大変誇らしく思っております。ANAHD、産業革新機構と同様に我々からの揺るぎないサポートを得ることで、Peachは今後、ますます強力に発展していくことを確信しております。」
  • INCJ 勝又社長コメント
    • 「経営陣や従業員の皆さんの多大なる努力と貢献の結果、Peachが、日本にLCCを根付かせた革新的な 会社へと成長したことに対し、心より感謝を申し上げます。今後は、ANA グループから一層のサポートを得つつ、従来存在しなかったLCCの新たなビジネスモデル構築を加速させ、Peachが、アジア全体の空を変革していくことができるよう、引き続き株主としてサポートしていきます。」
  • Peach 井上CEOコメント
    • 「当社が掲げている2020年に向けたチャレンジングな計画を着実に実現し、インバウンド4000万人ならびに地方創生に貢献するうえで、これまでの株主3社から更なる強力なサポートをいただけるのは大変 ありがたいことです。特に、安定株主となるANAホールディングスとのシナジーにより、Peachは事業の拡大と発展を一層加速できると確信しております。これにより、PeachはリーディングLCCとして、 アジアのかけ橋となることを目指し、日本のみならずアジアにおいて笑顔をお届けする空飛ぶ電車と なります。」

以上

【お問い合わせ先】
ANAホールディングス株式会社 グループ広報部
電 話:03-6735-1111 URL:http://www.ana.co.jp/group/

ファーストイースタンアビエーションホールディングス
(代理)ブランズウィックグループ香港
電 話:+852-9850-5033(ジョセフ・ロ)

株式会社 産業革新機構 企画調整 Gr. 広報 入江、坂井
電 話:03-5218-7202 URL:http://www.incj.co.jp/

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