宇宙・イノベーション
2020年1月24日
高校生の新しい旅のかたち「イノ旅」~トライアルプログラム春’19 の実施報告イベントを開催~

出張でも、観光でも、帰省でもない、新しい旅の目的「学び」。

ANAグループでは、「旅×学び」の新たな可能性を探り、高校生が日本のさまざまな地域を旅しながら、イノベーションに挑む地域密着型学習プログラム「イノ旅」に、イノベーション教育プログラムを開発・提供する一般社団法人i.clubとともに取り組んでいます。

「イノ旅」の初めての取り組み、「トライアルプログラム春’19」を、4月3日から5日に宮崎県新富町で実施。首都圏の高校生4名が参加しました。一般財団法人こゆ地域づくり推進機構のご協力のもと、新富町の高校生8名と地域の方々と交流しながら、様々なイノベーションに挑戦。7月14日に東京で開催した、プログラムに参加した高校生による発表会の様子を一部ご紹介します!

高校生たちが考えたアイデアとは?

「トライアルプログラム春’19」の参加者に与えられたお題は「新富町のお茶のイノベーションを考えよ」というもの。高校生たちは新富町のお茶の事業者へのヒアリングやフィールドワークなどを通じて理解を深め、「新富町のお茶の未来」をつくるアイデアを考えました。

高校生たちが考えたアイデアは、
ペットボトルで手軽にお茶が飲める今だからこそ、急須でお茶を飲みたくなる「見て味わう新富のお茶、新富フラワーティ」や、日常で飲むお茶から、目的を持って飲むお茶「成績アップtea」など。

どのアイデアも自らが現場に行って、地域の方と触れ合うことで感じた想いから閃いたものです。

中には「ここまで来たら実際にやりたい!」と、銀座にある工芸茶の企業に自ら連絡して話を進めている高校生も。その行動力に参加者も驚きの表情を見せていました。

一方、宮崎の大人たちも負けてはいません。高校生のアイデアから刺激を受け、さっそく「成績アップtea」の試作が行われ会場で振る舞われるサプライズも。爽やかで飲みやすく、かつピリッとした苦味が勉強の集中力を高めてくれそうと、大好評でした!

イノ旅で生まれた高校生たちによるアイデアは、人々を、そして地域を動かしているようです。

高校生たちがイノ旅で得た学びとは?

発表後は、次世代教育の先駆者、小宮山理恵子さんと一緒にパネルディスカッションを実施。

「みんなにとってイノ旅とは何か?」との問いかけに高校生たちは、
学ぶために旅に出るという、今までになかった新しい考え方をたくさん手にできた旅」、「今まで自分は得意なことがないと思っていたが、アイデアをまとめたり、原点に戻ることができることに気づき、新しい自分に気づけた旅」と語る姿に、会場の多くの人がうなずきながら聞いていました。

高校生の新進気鋭の着眼点と、新たな可能性を感じる「イノ旅」のアイデアに会場は、わくわくする時間を共有した一日でした。

高校生が日本のさまざまな地域を旅しながらイノベーションに挑む、地域密着型学習プログラム「イノ旅」。
ANAグループはこれからも、次世代、地域のみなさまの「夢あふれる未来」創りの一翼を担っていきます。

次回イノ旅に向けた説明会を2月1日(土)に実施します。ご興味のある方はぜひご参加ください。