
ANA AVATAR XPRIZEが始まりました!
XPRIZE財団をご存知ですか?
XPRIZE財団は、「イノベーション界のカリスマ」として有名な、ピーター・ディアマンデスさんが設立した財団で、アメリカ西海岸を拠点に、多数の財界人や起業家などが本財団を支援し、世界中のイノベーターのチャレンジをサポートし続けている非営利団体です。
この財団が展開し、世界中で参加が可能な「XPRIZE」という賞金レースがあります。
レースのテーマは、「人類に利益を与える技術開発」。条件をクリアして優勝したチームに多額の賞金を贈ることで、様々なテーマに挑むモチベーションを促し、結果として世の中の課題解決を早期に実現可能にすることが期待されています。
ワクワクするようなコンペティションですよね。


2016年度に開催された、次期国際賞金レーステーマを決定するコンペでは、ANAチームが提案した「ANA AVATAR XPRIZE」が、次の国際賞金レーステーマとして採用されることが決定!
“世界のリーディングエアライングループ”を目指し挑戦を続けるANAグループは、XPRIZE財団のイノベーションとチャレンジに賛同し、この度、日本企業として初めてパートナー契約の締結をしました。XPRIZEオフィシャルエアラインとして、ANAグループ自らも変革を重ねていきたいと考えています!


ANA AVATAR XPRIZEは、下記の取り組みを推進していきます。
VR・AR(視聴覚)、ハプティクス(触覚)、ロボティクスなどの技術を複合させて、自分が実際に移動せずとも、現地にいる「アバター(=分身)」を用いて、物理的に物を動かしたり触ったりできる最先端テクノロジーの実現を目指します。
この実現により将来、たとえば、感染症発生地域でアバターを使い、僻地で医療者が医療技術を提供する、教育者が授業を提供する、などが可能になり、社会的な課題解決へ貢献していきます。
ANAグループが自らこのテーマを設定し、支援するのは、「飛行機の利用者はまだ世界で6%ほど。アバター技術を活用することで、残りの94%の方々を含めた世界中の人々を繋ぎたい!」という想いがあるから。

ANAグループは、常に未来を見据えながらチャレンジを続けている企業グループを目指しています。アバターによる「瞬間移動体験」は、近い将来、必ず実現する技術。
時代の潮流に先んじて私たち自身がチャレンジし、「航空運送事業」のみならず、航空機での移動を通じて時間・距離・文化・言語を超えて人々をつなぐことで、「夢にあふれる未来」を創っていきます。
XPRIZEに関するANAのページはこちら(英語)
http://www.xprize.org/ana/
※XPRIZE財団とは
人類に利益を与える技術の開発を促進し、世界が直面する課題の解決を目的とした賞金レースである“XPRIZE”を運営している非営利団体。過去の賞金レースとしては、資産家アンサリ氏がスポンサーとなり、民間による最初の有人弾道宇宙旅行を競った“Ansari XPRIZE”や、現在日本からのチームも参戦していることで話題を呼んでいる、月面への民間ロボット探査機着陸を競う“Google Lunar XPRIZE”(Google社がスポンサー)などがある。
https://www.xprize.org/