国際線就航40周年!~ANAがつなぐ、東京とロサンゼルス、ワシントンD.C.~
ANAグループは、2026年3月3日に国際線定期便の就航40周年を迎えました。長きにわたり国際線の進化を牽引し、その歴史を支えてきた社員のインタビューをお届けします。
1986年3月、東京=グアム線の開設により、真のグローバルエアラインへと飛躍する第一歩を踏み出したANA。そのわずか4ヶ月後にはロサンゼルス線とワシントンD.C.線を開設し、今日に至るまで40年間にわたり日本と米国を結び続けてきました。
第9回となる今回は、米国における2つの玄関口、ロサンゼルスとワシントンD.C.でANAのオペレーションを支えるスタッフをご紹介します。
◆ロサンゼルス:グローバルオペレーションの重要な節目
1986年7月16日、ANAはロサンゼルス~東京線の運航を開始しました。現在では、ロサンゼルス(以下、LAX)と東京(羽田・成田)の間を1日3往復体制で結んでいます。

他社での長年の空港業務を経て、2018年にANAのLAX空港所長に着任したホンセン・オゥさん。チームの強みと、未来の空港像について話を聞きました。
『TEAM LAX』の誇り
(オゥさん)
「チームLAXの強みは、高い回復力(レジリエンス)と固い結束力です。9.11のアメリカ同時多発テロやSARS、コロナ禍など、これまで数々の困難に直面してきましたが、チーム一丸となって乗り越え、お客様へ安全で高品質な体験を提供し続けてきました。」
現場では、環境の変化や予期せぬトラブルにも柔軟に対応しながら、ロサンゼルス・ワールド・エアポート(LAWA/ロサンゼルス市空港局)や米国運輸保安庁(TSA)、税関・国境取締局(CBP)といった現地関係機関と連携し、スムーズな空港体験の実現に努めています。

進化するLAXの未来像
ロサンゼルスでの2028年の大型国際スポーツイベント開催に向け、LAXではITを活用した利便性向上に力を入れています。
(オゥさん)
「ANAアプリでのWebチェックインから、自動チェックイン機やカウンターのセルフ化まで、ストレスフリーな手続きを目指しています。搭乗ゲートには、非接触型の顔認証Eゲート(自動搭乗ゲート)を順次導入していく計画です。」
さらに、空港内のアクセス改善に向け、無人自動運転の電動シャトル「Skylink」の建設も進んでいます。
(オゥさん)
「Skylinkは、LAX名物でもあるターミナル周回道路の渋滞緩和を目指したプロジェクトです。国際線をご利用のお客様にとって、到着後の移動がぐっとスムーズになります。最新テクノロジーとインフラ整備の相乗効果で、これからもより快適な空の旅をお届けしていきます。」


◆ワシントンD.C.:2つの首都をつなぐ架け橋
ロサンゼルス就航のわずか10日後となる1986年7月26日、ANAはワシントンD.C.~東京線の運航を開始しました。現在、両国の首都は、ワシントン・ダレス国際空港(以下、IAD)と羽田空港を、1日1往復の直行便で結ばれています。
IAD路線の歩みについて、 運送マネージャーのウィーバー善子さんと、旅客サービスコーディネーターのフォルタまゆみさんにお話を聞きました。
フォルタさんはANAの委託グラハン会社勤務を経て1990年に入社。ウィーバーさんは1996年に入社し、旅客・運航管理のさまざまなポジションでキャリアを重ねてきました。

語り継がれる歴史的瞬間
(フォルタさん)
「これまでのキャリアで最も強く心に残っているのは、2001年9月11日の出来事です。チェックインカウンターのオープン準備をしている際、ハイジャックされた航空機がワールドトレードセンターの北タワーに突入したというニュースをテレビで目にしました。
事件に使われた機体の1機は、私たちが働くIADから離陸したものでした。その日の朝、日本から向かっていたANA機はデトロイトへと目的地を変更(ダイバート)し、折り返しの出発便も数日間にわたり運航不能となりました。多くのお客様が空港に取り残されてしまうという大変な事態でした。」
その後運航が再開され、再びお客様をIADでお迎えできたときの景色は、今でも2人の心に深く刻まれています。
この出来事は航空業界全体の大きな転換点となり、TSAの設立や保安検査の厳格化など、現在の空港オペレーションの基礎が作られる契機となりました。

互いを支え合う『TEAM IAD』の絆
時代の変化に伴いIADのオペレーション体制も進化を遂げてきましたが、スタッフ同士が密に連携し合い、変わらぬ高品質なサービスと安全運航を維持しています。
(フォルタさん)
「私たちのチームは、家族のような存在です。お互いに助け合い、お客様へ最高のサービスを提供するために全員で協力しています。」
(ウィーバーさん)
「チーム全体がANAのモットーである『あんしん、あったか、あかるく元気!』を体現しており、一人ひとりが常に全力を尽くしています。」
グローバル化と機材の進化とともに
開設当初は週3便だったワシントンD.C.~東京線も、現在では毎日運航(デイリー運航)へと拡大し、多くのお客様にご利用いただいています。
(フォルタさん)
「スターアライアンスへの加盟も大きな転機でした。グローバルネットワークが大きく広がり、ANAブランドへの信頼と期待の高まりを肌で実感しました。」
(ウィーバーさん)
「機材もボーイング747から777、そして最新の787へと進化を重ねてきました。」
チームIADの経験豊富なスタッフと強固なチームワークは、毎日世界中から訪れるお客様を温かく迎え入れています。

◆未来へと続く翼
ANA米州室空港業務バイスプレジデントのリチャード・アイドさんは、ANAの国際線オペレーションの未来について次のように語ります。
「40年前の国際線進出が『夢の実現』だったとすれば、その後の路線拡大はお客様からの信頼とニーズの表れです。社会経済的な結びつきや国際的な人々の交流によって、世界はより緊密につながるようになりました。
現在、そして未来において、国際線は世界をつなぎ、グローバル社会の発展を支える不可欠なインフラとなっています。」
グアム、ロサンゼルス、ワシントンD.C.への就航から始まったANAの海外展開は、現在では東京と世界40都市以上を結び、人と文化をつなぐ大きなネットワークへと成長しました。
ANAはこれからも、一便一便のフライトに想いを込め、お客様を目的地へのお届けしてまいります。