飛行機の安全を守る木製チョークが
社員の熱い想いによって
旅や日常を彩るモノへと大変身!

2026 / 07 / 30
サステナビリティ

空港の駐機場などで航空機の車輪止めとして使われている木製チョーク。役目を終えた木製チョークをもう一度輝く姿にしたいというANAグループ社員の熱い想いから、お客様の手元へ届く商品として生まれ変わりました。

ANAでは、縦約60cm、横約16cm、高さ約14cm、重さ約3.7kgの木製チョークを使用
ANAAS商品 ①マルチスタンド ②ドアストッパー ③タグ
NRTAS商品 ④ふるさと納税用デザインタグ ⑤ANA Mall用デザインタグ

今回、プロジェクトを発案したANAエアポートサービス株式会社とANA成田エアポートサービス株式会社、デザインや製造を担当した株式会社FUJISEYの社員を一堂に会し、座談会を開催しました。

<座談会参加メンバー>

株式会社FUJISEY 遠藤さん
ANAエアポートサービス株式会社(以下ANAAS)
左から倉知さん、堀内さん、山元さん、佐武さん
ANA成田エアポートサービス株式会社(以下NRTAS)
左から前田さん、中村さん、伊藤さん、栗田さん

―今回のプロジェクトを思いついたきっかけを教えてください

中村(NRTAS): 木製チョークの耐用年数は約1年で、羽田空港では年間約300本、成田空港では年間約150本が廃棄されています。年に一度、木製チョークをトラック1台分廃棄する中で、何かに使えるのではないかという想いが以前からあり、社内のESGに関するセミナーを受けてグランドハンドリングの自分達にも何かできるのではないかと考えました。

堀内(ANAAS): 以前から、紐が片方外れた時点で安全のため使用できなくなるのはもったいないと思い、手作業で直して再利用していました。ただ、人の手で直しているのですぐに外れてしまい、作業負担も増えていたため、木製チョークを捨てるのではなく「アップサイクル品に出来ないか」と考えたのがきっかけです。

―ANAASとNRTAS、それぞれ同時期に今回のプロジェクトを発案していました。そのことを知った時の率直な感想は?

栗田(NRTAS): 正直驚きましたが、最終的には全国の空港に取り組みを広げてご当地アイテムを作れたらと思っていたので、同じ想いをANAASの方も持っておられて嬉しかったです。

山元(ANAAS): 元々NRTASの皆さんがノベルティグッズを木製チョークで作っておられることを耳にしていたため、ノウハウを共有しながら一緒に何かできたらと思っていました。

―両社から商品化のアイディアを聞いた時の感想は?

遠藤(FUJISEY): 私自身、木製チョークについて何も知りませんでした。初めて木製チョークを目にした時は、正直「この使用済み木材を使って商品を作れるのだろうか」と少し不安になりました。

―発案から商品化まで2~3年かかったとのことですが、それぞれの商品のこだわりを教えてください

堀内(ANAAS): 一番大事にしたことは「木製チョーク感を残すこと」です。色もそうですが、木製チョークの紐も再現していただき、お客様が手に取った時に「これが木製チョークだったんだ」と思っていただける商品を目指しました。

伊藤(NRTAS): 旅に寄り添うモノとして「タグ」を思いつきました。デザインも社員の中でデザインが得意な人に相談しながら自分たちで考え、飛行機の安全を支えていた木製チョークが姿を変えて、今度はお客様と旅を共にする相棒になってほしいという想いを込めています。また、ふるさと納税限定バージョンは裏面に私たち自身でナンバリングの刻印を施した、世界に一つだけの商品です。

遠藤(FUJISEY): ANAASの商品は、当初マルチスタンドとタグの2種類の予定だったのですが、木材を余すことなく活用するため当初予定にはなかったドアストッパーを追加して作成しました。ANAAS、NRTASどちらの商品も、今回ANAのロゴはあえて目立たせず、木製チョークが飛行機の安全やお客様の旅を「陰で支えていること」を表現しました。

―通常とは異なる業務だったと思いますが、商品化するにあたって苦労した点はありますか

倉知(ANAAS): 完成に至るまでいくつかの加工会社へ実際に木製チョークを持参して飛び込みで営業に行きました。まずは木製チョークとは何なのかを知っていただくことから始まりました。

堀内(ANAAS): 雨水にさらされたりする環境の中に置かれているものなので、加工する時に切ってみないと木の状態がわからず、あまり多くの数を生産できない点が難しかったです。

山元(ANAAS): プロジェクトが始まった時、私は新入社員で業務を習熟しながら活動に参加していました。ANAASとして商品を製作することも初めてだったため、誰に相談すればよいのか手探りの状態で、失敗も沢山ありましたが、人よりも多くの経験を積むことができたと思っています。

栗田(NRTAS): 商品化するアイテムを選定する際に、最初は家具やティッシュボックス、定規や子供の玩具など様々なアイディアがありました。しかし、先ほどもあったように数を多く生産できないことや、パイン材を使用していて柔らかい素材のために作れるモノが限られる点は難しかったです。

伊藤(NRTAS): 通常業務との調整で大変な時もありましたが、自分達で発案したプロジェクトなので、チーム員それぞれの強みを生かしながら、総じて楽しくプロジェクトを進めていました。

遠藤(FUJISEY): 木の色や節の位置などがそれぞれ異なり、それが唯一無二のモノとなる個性でもあり難しくもありました。また、劣化している部分や傷、ささくれなどもあるため、お客様に手に取っていただいた際に安全な状態か、ということは念入りに確認しました。

木の色が各々異なり唯一無二のタグに
一部に割れがあり商品にはできない

―実際に商品を手に取った時の感想を教えてください

佐武(ANAAS): 何度も挫折しそうになりながらやっとの思いで商品化に繋がったので、サンプル品を手にした段階で感動しましたし、ホッとしました。

前田(NRTAS): 私は今回の取り組みを知り、面白そうと思い途中からプロジェクトに参加しました。皆さんの熱量に圧倒されながらも(笑)、楽しみながら商品化することができて、大変嬉しかったです。

中村(NRTAS): 自分の想いに共感してくれた仲間との繋がりによって成し遂げられたことだと感じました。周りの人に恵まれたなと、改めて感じました。

―今後の展望について何かお考えですか

栗田(NRTAS): 今回の取り組みが一度限りではなく、メンバーが変わったとしても続けられるように社内の他部署にも共有し、活動を広げていきたいと考えています。

倉知(ANAAS): 木製チョークの廃棄は今後も続いていくため、私達も今回のプロジェクトを継続させ、他のアイテムも開発できたらと考えています。

―皆さんにとって木製チョークはどんな存在ですか

山元(ANAAS): 小さな木材ながらも重い飛行機を停め、日々の安全運航を守ってくれている重要な備品です。

中村(NRTAS): 私達は今回のプロジェクトに携わっているので人一倍、木製チョークへの想いが強くなっていると思いますが(笑)、グランドハンドリングの社員が初めて触る備品なので、相棒や仲間のような存在です。

―商品を手に取ってくださるお客様に何を伝えたいですか

倉知(ANAAS): まずはグランドハンドリングについて興味を持っていただき、木製チョークが飛行機の安全を支える重要な役割を果たしていることを知っていただきたいです。

栗田(NRTAS): 今まで飛行機の足元で安全を支えていた木製チョークが、姿を変えてお客様に身に着けていただくことで今度はお客様の旅に寄り添う相棒のような存在になることを願っています!

ANAグループはこれからも廃棄物の削減や資源の有効活用に継続的に取り組み、ライフスタイルをより豊かにすることを楽しみながら、環境に配慮した循環型で持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

【第一弾】 羽田空港で使用した木製チョークのアップサイクル品

販売チャネル
・空港内ギフトショップ 「ANA FESTA」
https://www.anafesta.com/
・ANA公式ECサイト 「ANAショッピングA-style」
https://www.astyle.jp/sc/asw0001
・ANA Mall内ショップ 「ANAショッピングA-style ANA Mall店」
https://anamall.ana.co.jp/shop/top/0018-0018

【第二弾】 成田空港で使用した木製チョークのアップサイクル品

販売チャネル
<限定:100個> 【価格】 7,700円(税込)
・ANA Mall内ショップ 「MeGourmet(メグルメ)」
https://anamall.ana.co.jp/shop/g/g0097-ANA-0012-0001/
ふるさと納税
<限定:100個> 【寄付額】 25,000円
・ポータルサイト 「ANAのふるさと納税」
https://furusato.ana.co.jp/

▼ANAエアポートサービス株式会社
https://www.anaas.ana-g.com/
▼ANA成田エアポートサービス株式会社
https://www.nrtas.ana-g.com/
▼株式会社FUJISEY
https://www.fujisey.com/