未来の人財を育む、GSE(地上支援機材)の新たな旅立ち
~航空専門学校への機材譲渡に込めた、ANAグループの想い~
航空機の運航を地上から支える「グランドハンドリング」。手荷物や貨物の搭降載、航空機の誘導やプッシュバックなど、空港の最前線で安全かつ定時運航を支える非常に重要な役割を担っています。
しかし近年は、航空業界全体においてグランドハンドラーの人財不足が大きな課題となっています。その課題解決の一つとして、未来の航空業界を担う人財を育成するために、ANAグループは退役するGSEを航空専門学校へ譲渡しました。航空会社として教育機関や学生を支援し、ANAに親しみを持っていただくことで、将来の担い手の育成に繋げたいという想いが込められたプロジェクトです。
◆現場の「熱」をそのままに あえて残したANAロゴ
今回、東日本航空専門学校と日本航空大学校(千歳キャンパス)の2校へ、ハイリフトローダーや防除雪氷車などのGSEを譲渡しました。
通常、機材を外部へ譲渡する際には、企業ロゴを塗装などで消すことが一般的です。しかし、今回はANAのロゴをあえて残したまま譲渡しました。空港の最前線で稼働していたANAのロゴのついた車両を学生の皆さんに日々の実習で使っていただくことで、ANAという会社そのものに親しみや、「いつか自分も働いてみたい」という想いを持ってもらいたいという願いが込められています。


◆未来のグランドハンドラーの皆さんからの声
今回ハイリフトローダーを譲渡した東日本航空専門学校の学生の皆さんから、嬉しいコメントをいただきました。

<東日本航空専門学校 空港エンジニア科1年 髙橋 颯太さん(写真左)>
この度は、ANAの皆様からハイリフトローダーという貴重なGSEを譲渡していただいたことをありがたく感じています。GSEは簡単に学校へ導入できるものではなく、台数も少ないため、技術を学べる機会をいただいたと感じております。譲渡いただいたGSEを大切に活用し、将来航空業界で活躍できるよう日々努力してまいります。
<東日本航空専門学校 空港エンジニア科1年 奥山 周さん(写真右)>
実際の現場で使われていたハイリフトローダー車を譲渡していただき、とてもありがたく感じています。現行型のハイリフトローダー車で、より実際の現場に近い環境で実習を行うことができ、感謝しています。積極的に実習での練習に取り組み、これまで以上に技術を磨いていきます。



◆担当者の声
(ANAエアポートセンター グランドハンドリング企画部 原野 航さん)
本プロジェクトを担当した原野さんに、プロジェクトへの想いを伺いました。

今回は、2校の航空専門学校様にGSEを譲渡する機会をいただきました。数日前まで空港のフロントラインで稼働していたGSEですので、学生の皆さんが学ぶ機材としてとても実践的であると感じています。
近い将来、同じ業界の中で一緒に働いてくれる若いグランドハンドラーが育っていく環境づくりに貢献できたことを、担当としても非常に嬉しく思っています。
印象的だったのは、学生の皆さんの笑顔でした。新しく、より現場に近い環境で学べることの喜びや興奮に満ち溢れていました。
忙しい毎日の中で忘れかけてしまっていたワクワクした気持ちを思い出させていただき、いつの間にかこちらまで笑顔になっていたことを覚えています。
いつの日か、一緒に働けることを心から楽しみにしています。
がんばれ!未来のグランドハンドラー!!