ボーイング777就航30周年記念イベントレポート ①
~30年の歴史と感謝を乗せて インタビュー編~

2026 / 02 / 18
路線・機材

2025年12月23日(火)、長きにわたりANAの運航を支えているボーイング777(以下B777)が、記念すべき就航30周年を迎えました。当日は、ANAのスタッフからファンの皆さまに感謝をお伝えするゲート前イベントやお見送りが盛大に行われました。

多くの方に愛されてきたB777。ここでは、これまでの歴史を振り返るとともに、記念すべき日の舞台裏で準備に携わった社員たちの想いをご紹介します。

B777の歴史

ANAとB777の歴史は、1990年にまで遡ります。当時、国内線の航空需要の増大に対応できるL-1011型機の後継機が必要とされる中、ANAではMD11型機、A330型機、B777型機を候補として検討していました。十分な調査および検討の末、B777型機が後継機として選ばれました。

L-1011型機
トライスターの愛称で知られています。

1994年6月12日、B777-200型機が初飛行を行いました。その翌年の1995年10月4日には、ANAとして初めてのB777-200型機をシアトルにて受領。国内での訓練飛行を経て、同年12月23日に、ついに羽田-伊丹線で初就航を果たしました。

なお、1995年に就航した1号機・2号機(JA8197、JA8198)と1996年就航の3号機(JA8199)は、垂直尾翼に「777」を大きくあしらったデザインで運航していました。

そして、受領から約2年後の1997年9月1日には、成田-北京線にて国際線デビューを達成しました。その後もB777-300型機などの派生型機が次々と導入され、B777シリーズは現在に至るまで、国内線・国際線で幅広く活躍し続けています。

JA8197、ANAが受領した初のB777-200
撮影:ANA フライトオペレーションセンター B777部 山田 重威(やまだ しげのり)さん

イベント設営に携わった4名にインタビュー

左から、ANA フライトオペレーションセンター
松岡 真理子(まつおか まりこ)さん、椎名 真己(しいな まさき)さん、
向山 幸成(むこうやま ゆきなり)さん、黒川 穂波(くろかわ ほなみ)さん

(インタビュー)

Q1:イベントを立ち上げようと思ったきっかけはなんですか?

椎名さん:他機種の組織が「~周年記念」などで盛り上がっているのを見て、「B777部でも何かやりたいなぁ~!」と思っていたんです。ちょうど令和7年7月7日という「777(トリプル)」の日があることに気づき、それがイベントを企画する大きなきっかけになりました。
また、コロナで機材や乗員が減ってしまったため、このイベントを通してもう一度チーム一丸となり、みんなで楽しく新しいスタートを切りたいという想いもありました!

Q2:いつ頃から、何名で本イベントを計画されたのですか?

椎名さん: 話自体は2024年からしていて、よく松岡さんに「頼むよ〜」とお願いしていました(笑)。 そんなこんなで、私と向山さん、もう一名のパイロットを加えた3名が中心となり、2025年3月にキックオフしました。若手に活躍してほしいという想いから、プロジェクトメンバーには若手キャプテンたちを選び、最終的にパイロットからは9名が参加してイベントを作り上げました。

松岡さん: ちょうど整備士さんの中にも「イベントをやりたい!」という方がいらしたので、椎名さんたちにご紹介しました。

Q3:イベントを準備する中で一番大変だったことはなんですか?

向山さん: メンバーそれぞれがB777に対して非常に強い想いを持っていました。その想いをどう表現し、伝えていくかを考えたとき、「どのお客様に一番寄り添った内容にするか」を決めるのが一番大変でした。
ご家族連れや飛行機好きの方、ANAファンの方など、すべての方に向けた要素を詰め込もうとすると、どうしてもイベントの内容がぼやけてしまいます。自分たちの想いをまっすぐ届けるために、今回どのお客様をメインにお迎えするかという判断が、非常に難しかったですね。

Q4:イベントでこだわった部分や特にここに注目して欲しいといった部分はありますか?

椎名さん: B777特設サイトやインスタライブを通じて、イベント開催までの期間もワクワクできるよう他部署を巻き込んで盛り上げました!

向山さん: 一番こだわったのは、お客様お一人おひとりとしっかりコミュニケーションを取ることです。皆様の思い出話や、B777への熱い想いを一つひとつ受け止めたいと考えました!

Q5:イベントを無事に終えて、今の率直な感想はいかがですか?

椎名さん: どんなパイロットもそうですが、やっぱり常日頃から「お客様と直接お話しして、感謝を伝えたい」と思っているんです。自分たちで作ったステッカーを配りながら、お客様と色々なお話ができたことが本当に嬉しかったです!

向山さん: イベントを楽しんでくださる姿や、皆様のB777への愛を直接聞かせてもらって、この機体のパイロットであることに改めて誇りを持たせてもらいました。本当に、幸せな仕事をさせてもらっているなと感じています。

松岡さん: 当日までどれだけ楽しんでもらえるかずっと考えていました。人選にもこだわって、YouTubeや社内公募写真などグループ全体で1年前から仕掛けてきたので、お客様の笑顔を見た時は「頑張ってきて良かった!」と思いました。

黒川さん: 実は当日まで不安はありました。でも、いざ始まってみると多くのファンの方が熱い想いを語ってくださって……。色々な方の協力で作り上げられたことにグループの強みを感じましたし、本当にやって良かったです!

【ご案内】
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https://www.ana.co.jp/group/777_30th/