ANAグループDEIフォーラム2025を開催! Leap Forward! - Beyond 10 Years

2026 / 01 / 30
ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン

 2015年度からスタートした「ANAグループDEIフォーラム」は、今年で11回目を迎えました。12月8日に開催されたこのフォーラムは、経営層から現場までが一体となってDEIを加速させる、年に一度の象徴的なイベントです。2025年度のテーマは ”Leap Forward! - Beyond 10 Years”。「ANA グループ DEI 宣言」からの10年の歩みを力に変え、さらなる未来へ共に大きく飛躍したい!という想いを込めた今回は、国内・海外から約1,500名の仲間が参加しました!活発な議論が交わされた当日の様子をご紹介します。

会場と各地をオンラインで繋いだハイブリッド形式で開催。経営トップが会場から直接メッセージを送り、グループ全体の展望と、飛躍に向けた一人ひとりのアクションについて深く考える機会となりました。

オープニングセッション

 フォーラムの幕開けには、ANAホールディングス 取締役会長 片野坂真哉さんが登壇しました。片野坂さんは、社長として「DEI宣言」を行った2015年からの10年を振り返り、「DEIとは、私たちがANAグループに相応しい姿を探し続ける『終わりのない旅』のようなもの」と思いを語りました。特に、コロナ禍でも中断することなく11回目を迎えたこのフォーラムが、DEIを自分事として考え、一歩踏み出すきっかけとなる貴重な場であることを強調。「これまでの歩みに自信を持ち、まだ足りないものとも向き合いながら、新たな価値を生み出し続ける『ANA独自のダイバーシティ』を全員で創り上げていきましょう」という力強い言葉を送り、この後に続くプログラムへの期待を一気に高めました。

トップ対談 『人』を起点に未来を創る経営戦略

 日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長執行役員の山口明夫様をお招きし、全日本空輸 代表取締役社長 井上慎一さんとのトップ対談を行いました。100年以上にわたりDEIを経営の柱に据えてきたIBMの哲学から、変革を止めない組織のヒントを探りました。山口様からは、DEIを「事業の上に載せるオントップの活動」ではなく、「仕事をする上での不可欠なベース」と捉えるべきとの力強いメッセージをいただきました。多様な個性を活かす鍵は、企業のパーパス(存在意義)を共有した上で、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)に気づき、それを乗り越えて異なる価値観を持つ相手と「徹底的に対話・歩み寄ること」にあると語られました。経営トップ同士の視点から、多様な「個」を活かし切ることが、未来を創る経営戦略そのものであると再認識する、示唆に富んだセッションとなりました。

ANAグループの【知らない世界】~キャリア採用社員ぶっちゃけ座談会~

 続いては、ITや建築、物流など多彩なバックグラウンドを持つキャリア採用社員4名が登場。「外の世界を知るからこそ見える「ANAグループの強みや課題」をテーマに率直な意見を交わしました。「想像以上に自社愛が強い」といった驚きや、「縦割りを打破するための地道な社内コミュニケーション(社内営業)の重要性」など、キャリア採用ならではの視点で組織の現在地を指摘。一方で、「やってみて覚えるのが最高の学習」という実践的な姿勢や、「イノベーションには『心理的安全性』の確保と『アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)』への気づきが不可欠である」といった本質的な提言もなされました。多様なバックグラウンドを持つ社員が、自らの経験をどのようにして「飛躍(Leap Forward)」の力に変えていくのか?ANAグループの新たな可能性を再認識する熱気あふれる時間となりました。

「”ANAらしい”グローバル化~その現在地と未来図~」

 続いては、海外拠点のリーダーたちが集結!ANAホールディングス 上席執行役員、グループCDO(Chief Diversity, Equity & Inclusion Officer)早勢 晋一さんと共に、グローバル市場で勝ち残るための戦略について語り合いました。セッションでは、客観的なデータから「海外市場の現実」を直視しつつ、現地の他社空港スタッフも驚くような「ANAらしいおもてなし」のエピソードを通じて、自分たちの揺るぎない強みを再確認。その上で、世界で勝つために「守るべき価値観」と「アップデートすべき慣行」は何か、海外拠点の生の声からヒントを探りました。また、世界中の社員が共に支えながら、協創者として意見し合うことの重要性を共有しました。最後は、私たちが明日から踏み出すべき「最初の一歩」が示され、グローバルな組織文化へのさらなる進化を確信する機会となりました。

一人ひとりが変革の当事者として、未来へ「Leap Forward」!

フォーラムの総括として、ANAホールディングス 代表取締役社長 芝田 浩二さんが登壇しました。セッションを通じて交わされた「組織の壁」や「意思決定のスピード」に対する現場の本音を真摯に受け止め、「DEIの本質である『横の連携』こそが、これらの課題を乗り越える原動力になる」と決意を語りました。

また、日本IBMの山口様から学んだ「歩み寄り」の重要性に触れ、グローバル市場で勝ち抜くための強固な経営基盤こそがDEIであると強調。「安全・品質のDNAは堅持しながら、組織の慣行はグローバル基準へと進化させていこう。一人ひとりが変革の当事者です」という力強い呼びかけで、3時間半にわたるフォーラムを締めくくりました。

10年の歩みを自信に変え、さらなる高みへ。DEIフォーラムで得た数多くの気づきを明日からの「一歩」につなげ、ANAグループは「個」の力を翼にして、未来へ大きく飛躍(Leap Forward)していきます!