ANAグループらしい「人のちから」をゲームで体感!
~変革リーダーとANAのパイロットが企画した
見えない仲間を想うカードゲーム~
ANAグループでは、社員がキャリアの可能性に触れ、自身の将来を見つめる機会として10月をキャリア月間に位置付けています。
今年も開催された学びのフェスティバル「MA・ANA・FES」では、ANA人財大学に在籍する社員が講師を務める人づくり講座など、40を超える多様なコンテンツが展開されました。
今回は、ANAフライトオペレーションセンター(以下、FOC)人財開発部に在籍する第3期変革リーダーの植竹さんがチームで企画・創作し、ANAグループの人づくりを担うANA人財大学と主催した運航ワークショップ「ABC GAME ~ANA Baton Challenge~」についてご紹介します。
●「ABC GAME ~ANA Baton Challenge~」に潜入!
運航乗務員や、客室乗務員、整備士など、運航を支えるプロフェッショナルの仕事をカードゲームで体験しながら、仲間の想いを知ることができるこの「ABC GAME」。「ワクワクしながら体感してもらいたい」という植竹さんの思いから、「七並べ」に着想を得て生まれました。
他職種への相互理解だけではなく、日々社員同士が業務を通じて繋いでいる想いを「バトン」に言い換え、「ANAグループらしさ」の再認識を促すことがこの取り組みのテーマです。

貨物ハンドリング、MAT*、OMC*)の一便における業務を6シーンに分けた計42枚。
雷雨警報の最大レベルである航空業界用語「TS3」をイレギュラーカードとして投入。
チーム内で解決策を出してくれた仲間には、「Good Job!」を伝えます。
各空港で旅客ハンドリングやグランドハンドリングなど一連の
オペレーションをマネジメントするチーム
ANAブランド全運航便の運航管理、ダイヤ統制、情報戦略を担う部署。
さっそくゲームの様子を覗いてみましょう!


通常のオペレーションでも起こり得る大小様々なイレギュラー事象を
経験者が分かりやすく解説していきます。

チーム全員で持ちうる知見を掛け合わせながら解決策を出し合います。

初めて会う仲間同士、助け合いながら理解を深めていきます。
イレギュラーカードの出現に解決策を出してくれた仲間には、「Good Job!」の
掛け声のもとGood jobカードが手渡されます。ゲームはチーム内で一番多くのGood jobカードを集めた人が勝ち。ANAグループの社員同士が感謝やリスペクトを伝え合う文化をゲームの中にも取り入れています。

ANA人事部人財大学、丸山さんのプチセミナーが明日の業務へのインスピレーションを更に後押しします。

ANA人財大学で講師を務める丸山さん(写真前列右)
参加者からは、
「自身の業務が、前後工程を担う仲間の業務にどのように影響しているのか改めて知ることができた。」
「各職場の品質追求への想いに触れることができた。イレギュラー時こそ、違う目で見えている自分の視点を仲間の視点と繋ぎ合わせながら連携していきたい。」などの声が寄せられ、自身が業務を通じて繋いでいる「バトン」が、ANAグル-プらしさとなってお客様に届いていることを感じられるようなワークショップとなりました。

●植竹さんの変革への思い
旅客係員としてANAグループでのキャリアをスタートした植竹さん。現在は運航乗務員が在籍するFOCにて、組織風土の醸成に関連する研修やプロジェクトを展開しています。「ABC GAME ~ANA Baton Challenge~」の裏側にある植竹さんの思いと、これからについて話を伺いました。

・変革活動の核にあるもの
ANAでのキャリアを通して、多くの社員が連携して安全運航を堅持していることを学んできました。一方、各部門の仕組みや知識の専門性が高く、他者を知る機会が少ない現状も同時に感じています。FOCでは、日々安全運航を第一義に取り組む運航乗務員の背中を見ながら、研修などを通して彼らと対話をしています。その中では自身の業務がどう貢献しているか「繋がりを感じにくい」という声も多く耳にし、「共に働く仲間がやりがいを感じられる 『何か』を生み出したい!」、この思いが企画のきっかけです。
今年度から変革リーダーとして活動する中で、他部署の変革リーダーとの間に繋がりが生まれ、形は変われど様々な部門で同じような声があることを認識しました。
航空会社に勤めていても全ての部署を経験できるわけではありません。だからこそワクワクできる方法で「仲間を知る」ということをゲームに凝縮し、人財開発部の同じチームの運航乗務員4人とアイデアを出し合いました。ANAグループで働いているやりがいとも言える「バトン」は何か、社員それぞれが考えるきっかけを提供できていたらとても嬉しいです。
・これからのビジョン
ANAグループの「人のちから」こそが組織の強みだと考えています。
現在の部署ではお客様との直接的な接点はないですが、運航乗務員が職務を通してやりがいを感じ、仲間との繋がりでモチベーションを高められるような企画を通して、お客様に続いている「バトン」を私自身もしっかり繋いでいきたいです。
●みんなで変革!植竹さんと共に歩む、頼もしい仲間の存在
社員に向けて「ABC GAME ~ANA Baton Challenge~」を開催したのは今回がはじめて。
発想の段階から植竹さんの変革に共感し、力強くサポートしてくれる仲間は頼もしい伴走者です。日頃は運航に従事しながら、人財開発部の業務を兼務するANAパイロットの4名にもお話を聞きました。

ワークショップの振り返りの様子
Q 植竹さんの変革への思いを受けて、チームとしてどのようにサポートされましたか?

植竹さんの思いに感銘を受けて、私自身も、他部門の業務や仲間の思いをもっと知りたいと思いました。そして相互理解を通じてさらに良い相乗効果が生まれるのでは、とワクワクしながらアイデア出しをしました。

2024年度第2期変革リーダーの経験から「変革」の難しさを実感していた分、何か手伝えることはないかと考えていました。植竹さんの描くイメージを具現化できるよう、なるべく多くの人たちを巻き込むことで微力ながらサポートしてきました。
Q ゲームを形にする上で、特にこだわった点はどんなところでしょうか?

取り入れたい要素やアイデアは山ほどありました。ルールはシンプルに、一方で内容は他部門の業務理解を深められるようなバランスにこだわりました。完成したカードは4版目。チームのみんなで、ルール説明の言い回しや文言を何度も推敲しました。

社員同士が会話を弾ませ、学びにつながる工夫を散りばめた点です。見聞きしたことはあるものの、よく分からない各部門特有のワードやシチュエーションを敢えて残すことで、自然と会話が広がるようにしました。イレギュラーを解決するとGood Jobカードをもらえるようにしようという意見が出たときには、ANAグループらしさも取り込めており「それめっちゃいいね!」と全員が笑顔になったことを覚えています。


植竹さんが惚れ込んだイラストたちがカード中でも活きています。
Q みなさんが考えるANAグループらしい『人のちから』とは?
今後の意気込みをお願いします。
山下さん
「人と人が支えあう力」だと思います。ANAグループは、安全運航のために職種の垣根を越え、互いを支えあう文化があります。ワークショップ参加者のアンケートから「他部署の視点からオペレーションの理解を深められた」という意見を多くもらいました。この声を成果に、多くの社員との相互理解の機会を広げ、ANAグループ全体で「人のちから」をさらに発揮できる機運を作っていきたいです。
宮里さん
1便の運航の裏側には、多くの仲間の努力があります。これらが結集して生まれるものがANAグループらしい「人のちから」だと考えています。日常の業務ではこのことを実感することが難しいからこそ、改めて仲間への理解を深める機会を通じて、グループ社員同士のリスペクトを起点に「人のちから」を高めていきたいです。このゲームが、その一助になれば幸いです。
植田さん
ANAグループらしい「人のちから」は、強制的に創り出されるものではなく、自然と滲み出るものだと考えています。異なる業務に従事する仲間の思いを知り、相互理解を深めることで、自身の担当業務にも誇りを持つことができるはずです。1便のフライトに、各部門の仲間がどのように関わっているのかを体感することができる'’ABC GAME’’を通じて、社員間のチームワークを深める輪をさらに広げていきたいです。
古田さん
ANAグループらしい「人のちから」は、FOC内で日常的に交わされる「挨拶」にこそ表れています。何気ない挨拶から生まれる会話や情報共有は、お互いの理解を深め、忌憚のない意見交換を促し、同じ目標に向かって物事を達成するための基礎となります。
運航乗務員の職務は、お客様を安全に目的地へお運びすることですが、その職務を全うする背景に多くの社員の仕事があることを、このゲームは体感させてくれます。
こうした相互理解を基盤とし、社員同士が繋がり合える環境を創出することで、今後も組織力を高める取り組みに尽力して参ります。

変革リーダー 植竹さんとFOC 人財開発部の仲間が生み出した'’ABC GAME’’は、 「人の繋がり」、「仕事の繋がり」を新しい形で社員に感じてもらうために、今後も進化を続けていきます。
ANAグループは変革活動を通して生まれる社員のチームワークを原動力に、お客様・社会のワクワクを生み出し続ける企業文化の確立に挑戦し続けます。