デフリンピックに向けた社員の熱い挑戦! ~誰もが心地よく利用できる空の旅の実現へ~

2025 / 11 / 21
ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン

ANAグループは、「すべてのお客様がより安心・快適に飛行機をご利用できること」を目指し、サービスの向上(ハード・ソフトの両面)に努めています。同時に、障がいの有無にかかわらず、全ての社員がいきいきと輝ける職場づくりにも取り組んでいます。
今回、2025年に東京で開催されているデフリンピックをきっかけに、ANAグループ社員の聴覚障がいに対する理解促進を目的とした社内啓発活動を実施しました。この取り組みは、聴覚障がいのある社員やお客様に対する理解を加速させるものです。その様子をご紹介します!

1. 聴覚障がいの理解を深める社内番組を配信!

デフリンピックを通じて聴覚障がいについて深く理解してもらうため、社内向け広報番組「ミライちゃんねる『デフリンピック特集!』」を配信しました。
番組には、聴覚障がいがあり、デフスポーツの経験もあるANAグループ社員2名が登壇。デフリンピックの歴史や競技種目に関するクイズ、注目ポイントなどを紹介し、デフスポーツの魅力を広げました。
番組の後半では、聴覚障がいのある方々とのコミュニケーション方法や配慮すべき点について話し合い、社員の皆さんの聴覚障がいに対する理解を深める大きなきっかけとなりました。

番組出演者の皆さん

2. 手話表現にも挑戦!社内オープンセミナーの開催

さらに、オープンセミナーをオンラインと対面で計3回開催しました。
セミナーでは、デフリンピックの基礎知識はもちろん、簡単な手話表現や、聴覚障がいのある方とのコミュニケーションに役立つ実践的な内容を実施しました。参加者は聴覚障がい者への理解を深めるとともに、日々の業務でお客様とのコミュニケーションをより円滑にするスキルを身につけることができました。

オープンセミナーの様子

登壇社員のコメント:銀メダリストの想い

今回の啓発活動では、ANAホールディングス株式会社 グループDEI推進部の伊東 勇哉さんが登壇。伊東さんは、2022年のデフリンピックブラジル大会バドミントン競技で銀メダルを獲得しています!

伊東さんコメント:
「デフリンピックが日本で初めて開催されることは、非常に意義深い出来事です。このイベントを通じて、聴覚障がいのある方々への理解が促進され、活躍の場が広がることを期待しています。
社内での啓発活動は、認知を高めるだけでなく、すべてのお客様へより良いサービスを提供するための重要な取り組みです。特に、海外からお越しになる聴覚障がいのあるお客様への対応力向上は、航空会社にとって不可欠です。
私たち一人ひとりが意識を持ち、行動することで、より良い社会を築く手助けができると信じています。デフリンピックを通じて、聴覚障がいのある方々が自分の能力を最大限に発揮できる環境が整うことを心から願っています。」

誰もが安心して利用できる空のサービスへ

ANAグループでは、聴覚障がいのあるお客様を含めたすべてのお客様がより安心・快適に航空サービスをご利用できるよう、以下の取り組みを行っています。

  • 手話バッジのリニューアル: 手話対応が可能な客室乗務員や空港係員が着用する手話バッジのデザインを刷新しました。新しいバッジは、ハート形に手話表現を組み合わせたデザインで、「思いやり」や「やさしさ」を表現しており、より視認性を高めています。
  • 専用の問い合わせサービス: 聴覚や言語に障がいのあるお客様向けに、「ANA専用代理電話サービス(+Voice)」を提供しています。これは、手話やチャットを通じてオペレーターとリアルタイムでコミュニケーションが取れるサービスです。
  • ユニバーサルなサービス環境の整備: すべてのお客様が快適に過ごせるよう、バリアフリー設備の整備やサービス向上に取り組んでおり、日本国内空港のカウンターには筆談ボードとコミュニケーション支援ボードを設置し、耳や言葉の不自由なお客様・外国人のお客様との円滑なコミュニケーションを目指しています。

障がいの有無に関わらず、すべての社員が活躍できる職場づくり

ANAグループは、「障がいのあるなしに関わらずすべての社員がいきいきと働ける職場づくり」を目指しています。
現在、960名を超える障がいのあるグループ社員が、安全運航やお客様へのサービス提供、現場のサポート業務など、様々な分野で活躍しています。
音声認識による文字起こしアプリや、聴覚・発話に障がいのある社員向けの電話リレーサービスの導入など、誰もが働きやすい職場環境づくりを進めています。また、グループ全体での理解促進のため、障がい者雇用に関わる行動規範『3万6千人のスタート』を策定し、全社員向けの啓発活動も継続的に行っています。
また、ANAグループ全社員が障がいへの理解を深め、ユニバーサル理解のマインド醸成と対応力の向上を目的に、「お客様に寄り添ったサービスの充実」と「個々の違いを活かし合い、誰もがいきいきと働くこと」を実現させるために「ANAユニバーサルスタンダード検定」を実施しています。

ANAグループは、これからも社員への教育や啓発を通じて、すべてのお客様に対してより良いサービスを提供するとともに、障がいのある社員を含めたすべての社員が活躍できる環境づくりに取り組んでまいります。