【能登応援!】
能登の獲れたて鮮魚を「その日のうちに」食卓へ
ANAグループでは、能登の一日も早い復興に貢献すべく、グループの強みである「空の輸送力」を活用した支援を継続しています。
この一環として、地域産業の応援を目的とし、2025年10月3日(金)に「能登応援フェア」を実施しました。
このプロジェクトは、能登町宇出津港と蛸島漁港で水揚げされた新鮮な魚を、能登空港から羽田空港までANA Cargoのスピード空輸で輸送し、獲れたその日のうちに首都圏の食卓へとお届けするというものです。
鮮度を維持した能登の海の幸は、「魚力」の東武池袋店、渋谷東急フードショー店、アトレ目黒店の3店舗にて販売され、多くのお客様に能登の「今」の魅力を発信しました。
今回は、能登の新鮮な産地直送の鮮魚がお客様の手元に届くまでの一連の流れをご紹介します!
<6:00 能登で捕れた魚を競りで買取り>


<8:00 卸業者へ引き渡し>

<9:00 のと里山空港へ運び、コンテナに積み付け>


<10:40 NH748で羽田空港へ>



<12:00 羽田空港に到着後、各店舗へ>


<14:30 店舗へ陳列し、お客様の手元へ>



<ANAグループ機内誌「翼の王国」の取材も行われました>
誌面への掲載は2026年1月号を予定しています。ぜひお楽しみに!


今回のプロジェクトに携わった、担当者にお話を伺いました。

ANA金沢支店
支店長
花井宏樹さん
能登空港に唯一、就航している航空会社として被災地の能登に何かできることはないかを考え、「応援消費」を目的に実施しました。
今回の取組みを通じて、地元の皆様の笑顔を拝見することができたので、今後も鮮魚輸送の定期的な実施に加え、ANAグループ各社のツールやリソースを通じて継続的に能登応援の取り組みを推進し、少しでも復興に貢献していきたいと改めて感じました。
能登を応援する気持ちを体現する上で、旅をして現地を訪れることや寄付をすること以外にも、県産品を買う・食べるなどたくさんの応援の仕方があります。
石川県・能登の早期復興に向け、できることから、できる形で応援いただけますようよろしくお願いします。

北陸名鉄開発株式会社
能登空港事業部
山下 ちあきさん
のと里山空港でグランドハンドリングスタッフとして、貨物の受託に関する業務を担当しています。能登のお魚は本当に美味しいので、このプロジェクトをきっかけに、より多くの方に味わっていただき、この美味しさが伝わると嬉しいです!
また、石川県にも興味を持ってぜひ訪れていただきたいですし、この企画を通じて、石川県の魅力もさらに発信していきたいと思っています。

ANA Cargo
国内貨物販売部
マネジャー 矢部 貴之さん
私自身、石川県にゆかりがあり、観光地の復旧復興がまだまだかかると聞いていたので、
どうにか復興の力になれないかなと考えていました。
人流ではなく物流で、モノを消費することから能登を応援できないかと思い、東京で鮮魚を取り扱う方や金沢市場の卸さんにご相談したところ、ご一緒いただくことを快諾いただきました。
水揚げが再開した宇出津市場から始まったのですが、3月に伺った際、市場の威勢の良い声が響き渡った時には胸がとても熱くなったことを覚えています。
能登が物理的にも心理的にももっと皆さんの身近になるように、これからも能登の魅力をお届けしていきたいと思います。

ANA Cargo
国内貨物販売部
原 美保さん
能登の震災から1年が経過するころ、同じ課の石川出身の矢部さんから声をかけていただき、自分がしている仕事で能登の応援ができるなら!と思い、動き出しました。
能登の漁港状況や道路状況も不明、朝どれ鮮魚を能登空港まで運び、タイトなタイムスケジュールの中、初便で輸送できるのかなど、様々な課題はありましたが、空港や水産卸会社さんと粘り強く打ち合わせを重ね、今年の3月には1回目の輸送を実現。
半年後の10月には能登町と珠洲市の2つの漁港から鮮魚を運び、2回目の輸送を行いました。
能登の方々にも東京への輸送ができることを知ってもらい、東京では美味しい魚を堪能しつつ消費で応援ができるよう、今後も継続的に輸送を行い、能登の応援を続けていきたいと思っています。

ANA
客室センター(金沢にて兼業)
古仲 亜沙美さん
出向時にお世話になった石川県への恩返しと、被災地の力になりたいという強い思いが原動力となり、金沢で兼業を行っております。
今回は、ANAのスピード空輸という物流の強みを最大限に活かし、能登で朝水揚げされた新鮮な海の幸を、その日のうちに首都圏へお届けしました。当日は店舗で接客を行い、能登の魅力をお伝えさせていただきました。ご来店いただいた皆様の温かい応援に心から感謝しております。
このフェアが、被災された漁業関係者の皆さまを支え、地域経済の復興支援の一助となることを確信しています。今後も「空の道」を通じて能登の活気と魅力をお伝えできればと思います!

ANAあきんど
地域創生部
マネジャー 加藤 俊哉さん
ANAグループではグループ各社が持つ様々なソリューションを活用して、能登エリアの復興支援の一助になればと活動しており、その調整役を担っています。
今回は物販の取り組みの一つとしてANA Cargoが持つスピード輸送を活かして、新鮮な能登の魚を漁港から首都圏の販売先まで直送して首都圏の皆様に当日中にお届けしました。今後は鮮魚輸送以外でも、別のソリューションを活用した物販を継続していくとともに、物販以外もグループ各社と連携して進めていきたいと思います。
これからもANAグループは、様々な取り組みを通して能登の復興を支援し、地域社会の活性化に取り組んでまいります。
▼ANAグループの地域創生
https://www.ana.co.jp/group/solution/tiiki_portal/
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▼ANA Cargo
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