なんばとなんばで働く人々に貢献したい。
ANAファシリティーズが描く
「ANAスカイコネクトなんば」と地域の未来
ANAグループの一員であるANAファシリティーズは2025年、約30年ぶりとなる1棟サブリース(一括借り上げ・転貸)ビル「ANAスカイコネクトなんば(以下、本物件)」の営業を開始しました。この試みで、なんばエリアのさらなる発展と、チャレンジ企業・スタートアップ企業の挑戦を力強く後押ししていきます。今回は、本物件の構築に携わった事業担当とビルオーナーである南海電気鉄道様、そしてテナントのタリーズコーヒージャパン様、トゥーエイトレフト様にお話を伺いました。
▼インタビューにご協力いただいた皆さま
ANAファシリティーズ株式会社 不動産事業部 マネジャー 竹村 幸一郎さん
ANAファシリティーズ株式会社 不動産事業部 飯野 貴之さん
ANAファシリティーズ株式会社 不動産事業部 瀬川 祐生さん
Q.ANAスカイコネクトなんばプロジェクトの背景とコンセプトについてお聞かせください。
瀬川さん:本物件は、ANAファシリティーズが掲げる「空のあんしんを地上にも」をコンセプトにした複合ビルです。ANAが培ってきたホスピタリティや安全性を不動産の分野でも提供できるよう、様々な工夫を凝らしています。
このビルの最大のポイントは、低層階が商業フロア、中層階がシェアオフィス、上層階がオフィスフロアという当社初挑戦の構造です。ANAの幅広い顧客ネットワークと不動産分野の専門性を活かし、多様な利用者が交流できる場を創出しました。これからこのビルを拠点に様々な取り組みを行い、日本全国と地域を、そして地域と世界をつなぐハブとなることを目指しています。

Q.本物件プロジェクトで直面した最大の課題と、それを乗り越えた方法を教えてください。
瀬川さん:本物件は、ANAファシリティーズにとって約30年ぶりとなる一棟サブリース物件です。そのため、社内に集客ノウハウがないことが大きな課題でしたが、私たちはこの課題を乗り越えるために何度も検討を繰り返し、様々な施策を実行しました。
具体的には、デジタルサイネージでの広告展開、ANAグループSNSでの発信、そしてマスコミ向けの内覧会を積極的に実施。その結果、全国紙にも掲載されるなど、大阪にとどまらない全国的な認知向上を行うことができました。
この成果は、販促経験豊富な南海電鉄様や広告代理店と密に連携し、こまめな情報交換を重ねることができたからこそ実現できたと考えています。

右手奥はボーイング737MAXのフライトシミュレーター)
Q.「ANA WORK CABIN(以下、AWC)」について教えてください。
瀬川さん:「AWC」は、3・4階に設けたANAファシリティーズ初のシェアオフィスです。この名称には、「小さな部屋(キャビン)から、世界へ羽ばたく企業が生まれてほしい」という願いが込められています。
飯野さん:空港ラウンジや滑走路をイメージした上質な空間に、ANAグループならではの高いホスピタリティを融合させています。受付には、空港グランドスタッフ経験者を配置し、きめ細やかで質の高いサービスを提供。今後は、ANAグループと連携した独自のサービスを展開し、他のシェアオフィスにはないAWCだけの付加価値を創造していきます。

Q.AWPには、どのような方に入居していただきたいですか。
竹村さん:この施設は、単に場所を提供するだけでなく、人と人、企業と企業がつながり、新しい価値を創造する「場」です。だからこそ、私たちは、このコンセプトに共感し、自らの事業を加速させたいという強い成長意欲を持った企業様にご入居いただきたいと考えています。ここから、世界へ羽ばたくビジネスが生まれることを願っています。

Q.本物件と、地域や入居テナント様とのつながりづくりについて今後の展望をお聞かせください。
飯野さん:私たちが目指すのは、単なるワークスペースの提供に留まらない、新しいつながりを築くことです。本物件は、地域社会や入居テナントの皆様との結びつきを深める「ハブ」となることを目指しており、これからANAグループのネットワークを活かし、入居テナント様と地元企業様との連携・交流を積極的に促進していきます。
また、高層階のオフィスフロアの皆様と、AWCの入居者様が交流できる機会を定期的に設ける計画です。ここから、これまでにないビジネスのアイデアや、新しい出会いが生まれることを期待しています。



▼ビルオーナー・テナントの皆さまにもコメントをいただきました
ビルオーナー:南海電気鉄道株式会社 まちづくりグループ 開発部 久保 友香 様
南海電鉄は、なんばの賑わい拡大・創出を目指した「グレーターなんば構想」の一環として、なんばのオフィスを拡充し自社沿線をより通勤に便利なエリアとすることが重要と考えております。
ANAファシリティーズ様やANAグループによる高いホスピタリティをANAスカイコネクトなんばで遺憾なく発揮していただき、「なんばのまちで働いてよかった!」と感じる人が一人でも多くなるようなビルになることを期待しています!

1階テナント入居:タリーズコーヒージャパン株式会社
事業開発本部 西日本店舗開発部 上席ディレクター 河内山様
ANAスカイコネクトなんばは、南海電鉄なんば駅隣接の施設であり、店前が歩行者天国化され、ビジネスパーソン、インバウンド、観光客など様々なお客様にご利用頂ける立地の為、出店させて頂きました。
ANAグループ様との協業でブランド価値向上と集客効果も実感できておりますので、新たなビジネスモデルの成功例として、今後もANAグループ様と一緒に、なんばに根ざしたコミュニティカフェを目指してまいります。

2階テナント入居:株式会社トゥーエイトレフト CEO 伊藤様
なんば駅徒歩1分、関空へ約37分という利便性は、旅行・ビジネス双方に大きな価値をもたらすと判断しました。航空に親和性の高い当社へANAファシリティーズ様からお誘いをいただき、“空と地をつなぐ”というビジョンのもと、ANA WORK POINTとの提携やフライトシミュレーター体験を備えたラウンジを展開できたことに大きな喜びを感じています。

ANAファシリティーズはこれからも、地域活性化を意識した不動産事業を展開してまいります。
▼ANAスカイコネクトなんばについてはこちら
https://www.anaskyconnect.com/
▼ANA WORK CABINについてはこちら
https://www.anaskyconnect.com/anaworkcabin/