
北前船交流拡大機構・地域連携研究所が、大阪・関西万博にて日本の伝統工芸品の魅力を伝えるイベントを開催しました!
ANA総合研究所が事務局を務める一般社団法人北前船交流拡大機構・地域連携研究所は、2025年5月29日に大阪・関西万博会場のギャラリーEASTポップアップステージ南にて、日本の伝統工芸の魅力を伝えるイベント「饗宴!匠が演じる日本美世界」を開催しました。
このイベントでは、「地方から羽田、そしてミラノ、さらに大阪・関西万博へと繋がる伝統工芸の輪」をテーマに、石川県輪島市、新潟県佐渡市、福井県がそれぞれの伝統工芸品を展示しました。
本イベントは、2024年4月にミラノで開催された伝統工芸品展示事業の流れを汲むものであり、地方の伝統工芸品、食、文化を国内外に発信する重要な機会となりました。ANA総合研究所は、この活動の事務局として、日本の「匠」の技と感性を世界に繋げる取り組みを推進しています。
輪島市: 能登の復興状況が報告された後、輪島市産業部、輪島漆器商工業協同組合田谷漆器店より「輪島塗」が紹介されました。輪島塗の歴史や精緻な技法、作品の魅力が語られ、来場者は熱心に耳を傾けました。



佐渡市: 渡辺市長による佐渡市観光PRに続き、北沢窯の「無名異焼」が紹介されました。独特の風合いや歴史、佐渡の魅力が伝えられ、多くの来場者が関心を寄せました。



福井県: 柳瀬良三製紙所による福井県の工芸品と「越前和紙」の伝統的な製作技術が披露されました。「流し漉き」や「透かし和紙」といった職人の技を間近で見ることができ、その繊細な工程に観客から感嘆の声が上がりました。



今回の大阪・関西万博での展示に先立ち、2025年3月には東京クリエイティブサロン羽田会場で事前展示が行われました。また、2025年4月にはミラノにおいて「時を超え魂を吹き込む職人たち 日本の工芸の魅力」をテーマに展示が行われ、和の空間で日本酒が提供されるなど、日本文化の魅力を広く発信しました。
詳細はこちら
ANA総合研究所HP What’s up?ANA総研
イベントには各回100名を超える来場者が訪れ、日本が誇る職人の技術と文化の意義を発信し、地域活性化に貢献しました。ANA総合研究所は、今後も日本の伝統的工芸品を通じた交流拡大を推進してまいります。