
ANA×シンガポール航空
ジョイントベンチャーサイニングセレモニーを開催!
2025年4月17日、ANAはシンガポール航空と、ANA Blue Baseにおいてサイニングセレモニーを執り行いました。会場には、シンガポール航空 CEO Goh Choon Phong氏と、 ANA 井上慎一社長が締結書にそれぞれサインしました。
緊張感が漂う雰囲気で始まったセレモニーでしたが、サイン後の記念撮影では2社間でのジョイントベンチャー開始に向けた期待と希望で、会場は暖かい雰囲気となりました。
■締結書サイン後の記念撮影

ANAとシンガポール航空は、今までスターアライアンス・メンバーとしてコードシェアを行うなどの協力関係にありました。今後、ジョイントベンチャーを開始することで、両社は充実したネットワークとシームレスなサービスをお客様にご提供致します。例えば、乗継地での接続改善、運賃体系の一部共通化による多様な運賃の提供等、1社では実現できなかった更なる利便性の向上を目指します。
ジョイントベンチャー締結までの道のり
ジョイントベンチャーの締結は、2020年1月31日に両社間で戦略的包括提携契約を締結することからスタートしました。その後、2024年4月に国土交通省から独占禁止法適用除外(ATI)の認可を取得、2025年3月にシンガポール 競争・消費者委員会より共同事業の認可を取得し、今回の締結に至りました。
約5年にも渡る期間、ANAでは主に国際提携部が関係機関との調整など、契約締結に向けて業務を推進してきました。
■両社ご担当者(両端ANAスタッフ・中2名シンガポール航空スタッフ)

■ANA 国際提携部 マネージャー 三井所 由佳子さん(右)
シンガポール航空とのジョイントベンチャーは、本来は2020年の開始を目指していました。しかし、東京・シンガポール間を既に多数運航している両社にとって、締結の条件となる独占禁止法適用除外(ATI)の認可を取得することは容易ではありませんでした。壁にぶつかることもありましたが、交渉を重ねることで、相互理解を深めてきました。非常に長い道のりとなりましたが、約5年かかってやっと締結できた今、安堵するとともに両社にとって新しいステージとなることに喜びを感じています。
■ANA 国際提携部 大石 乃梨子さん(左)
長い時間をかけて、様々な関係者の協力を得ながら作り上げてきたジョイントベンチャーだからこそ、ようやく開始できることを非常に嬉しく思っています。
長い道のりではありましたが、SKYTRAX社より世界最高品質のエアラインに与えられる「5スター」を獲得しているANA・シンガポール航空だからこそ、大きなことが実現できると期待しています。新たなジョイントベンチャーの関係性を今後とも、大切に育てていきたいと思います。
ANAと他社とのジョイントベンチャー(共同事業)は、2011年のユナイテッド航空※1、2012年のルフトハンザ ドイツ航空に続き、3社目となります。日本=シンガポール路線において、2025年9月以降のご搭乗便を対象に、5月より共同運賃を発売しています。また、今後はシンガポール以外のジョイントベンチャー対象国※2においてもATI認可を申請し、対象範囲の拡大を目指します。
※1 当時は、ユナイテッド航空・コンチネンタル航空
※2 オーストラリア、インド、インドネシア、マレーシアを予定
■調印式後、握手を交わす両社CEO

ANAは、シンガポール航空という素晴らしいパートナーと連携することで、ネットワークの拡大と、これまで以上の価値をお客様に提供することが可能となります。どうぞご期待ください。