
ANAグループの手話バッジ、
デザインをリニューアル!
ANAグループは、「すべてのひとに優しい空」の実現を目指し、約20年ぶりに手話バッジをリニューアルいたします。手話バッジは、手話技能検定4級または全国手話検定4級以上の客室乗務員・空港係員が着用しており、手話での対応が可能であることを示しています。
2024年4月に施行された改正障害者差別解消法により、ユニバーサルサービスへの関心がこれまで以上に高まっています。また、今年は東京2025デフリンピックの開催が予定されており、手話への理解を深める機会が増えています。こうした社会の変化を受け、従来の「日本語の手話での『手話』」を意味するデザインから、海外の方を含め、誰にでも一目で分かりやすいユニバーサルなデザインへと変更しました。
新しいデザインは、手話を使う方だけでなく、これまで手話に触れる機会がなかった方にも、「手話」というコミュニケーション手段を身近に感じていただけるよう工夫しています。


新デザインに込められた想い


新デザインは、「手と手の交流」を象徴し、指と指が交差した形をハートに見立てたシンボル・アイコンとして表現しました。手話を通じたコミュニケーションの中で「思いやり」や「やさしさ」が生まれることを願う想いが込められています。また、視認性を高めることで、手話での対応を必要とする方が気軽に話しかけやすくなるよう配慮しています。
<担当者コメント>

ANA CX推進室CX戦略部サービス基盤チーム
鈴木 杏奈さん
今回の新しいデザインを考えるにあたり、最も大切にしたのは「温かみ」と「親しみやすさ」です。手話を使う方々はもちろん、手話に馴染みのない方にも「手話」というコミュニケーション手段を自然に意識していただけるよう、シンプルでありながらも伝わりやすいデザインを目指しました。
このデザインが、手話を使うお客様とのつながりを深めるきっかけとなり、より多くの方にANAの手話サービスを知っていただく機会になればと考えています。
また、ANAグループが掲げる「すべてのひとに優しい空」の実現に向け、視認性を高めることにもこだわりました。バッジを見たお客様が、気軽に手話でお声がけいただけるようにすることで、空港や機内での移動がよりスムーズになり、安心してお過ごしいただける環境づくりにつながると信じています。
このバッジが、手話を通じたコミュニケーションの架け橋となり、一人でも多くの方に「伝わる喜び」を感じていただきたいと思っています。
2025年5月より順次着用開始

新しいデザインの手話バッジは、2025年5月12日 (月) より順次、客室乗務員・空港係員が着用を開始します。手話を用いたお手伝いをさせていただきますので、お気軽にお知らせください。
ANAグループは、世界トップレベルの「ユニバーサルなサービス」を目指し、多様なニーズに応えられるよう、バリアフリーな設備の整備やサービスの向上に努めています。文化・言語・国籍・年齢や性別・障がいの有無に関わらず、すべてのお客様がストレスなく快適に過ごせる環境づくりを行い、今後もお客様に寄り添ったサービスを提供してまいります。
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https://www.anahd.co.jp/group/pr/202505/20250512.html