コックピットの内部に迫る!
~ジャンプシート搭乗体験レポート~

2025 / 05 / 08
路線・機材
ジャンプシート搭乗の様子
左:Ninda(筆者)、右:小川さん

こんにちは!ANAジャカルタ支店からきましたNindaです。
私は今、ANAホールディングス 広報コーポレートブランド推進部に所属しています。
今回、飛行機のコックピット内にある「ジャンプシート」に搭乗する研修の機会をいただきました。そのときの体験レポートをお送りします!この便の機長は、小川格郎さん。

ジャンプシートとは…!?

コックピット内にある補助シートのことです。通常は使用しませんが、特定の状況下で航空会社の社員などが使用する場合があります。今回私は、運航業務知識の慣熟を通じて、広報対応力の向上を目指した研修の一環として、搭乗の機会を得ました。

フライト前から運航乗務員には、たくさんの準備が!

小川さんと副操縦士のブリーフィングの様子

運航乗務員はフライト前に、心身状況が良好であるかのチェックや、アルコール検査などを必ず実施します。特にアルコール検査は、入念に行っています。検査が終わったら、次はフライトに向けたプリフライトブリーフィングに入ります。機長と副操縦士が一緒に、気象状況や航空情報を確認し、運航管理者が作成したフライトプラン(飛行計画)を承認します。

筆者にフライトプランを説明する小川さん

私が運航乗務員のブリーフィングを間近で見るのは、今回が初めてでした。空港の天候、ナビゲーションログ、運航に関する指示・航空情報など、予想以上に多くの要素が考慮されていることを知りました。

小川さんは2005年に副操縦士として、運航乗務員のキャリアをスタートしました。ボーイング737型機を19年間操縦していて、2024年6月からはボーイング787型機を操縦しています。

小川さんは、「私たちの仕事を運航乗務員以外の方がご覧になることは珍しいですが、同じ会社の仲間たちに仕事の様子を知ってもらえて嬉しいです。」と語ってくださいました。

実際のコックピットでの様子

コックピットでは息の合った
コミュニケーションが繰り広げられる

フライト中の機長と副操縦士の息の合ったコミュニケーションの様子や、航空管制官と連絡を取りながら操縦する姿に感銘を受けました。この貴重な経験を通して、運航に携わる仲間たちの1便1便に対する想いや丁寧な仕事の様子を、新たに知ることができました。

まとめ

東京に戻るコックピットから見えた夕日

今回の経験から、ANAグループの「プロフェッショナリズム」と「安全」を重視した運航を改めて実感しました。1便の運航には運航乗務員だけでなく、客室乗務員・グランドハンドリングスタッフ・整備士・グランドスタッフなどたくさんの方々が関わっています。それぞれがプロとしてフライトを支え、チームワークを発揮しながら安全運航に努めていることがわかりました。

小川さんが「安全運航の裏側にはANAグループのチームワークがあります。」と力強くそして誇らしげにおっしゃっていたのがとても印象的でした。

部門を超えた連携により、ANAグループはこれからも安全運航を追求し続けます。