
全国の保安検査員が一同に!
保安検査員と航空会社が手を取り合った交流会を初開催
「保安検査会社・航空会社一丸となって空港を盛り上げていく!」
そんな熱い想いを胸に、全国の空港保安検査員と航空会社が一堂に会する交流会が開催されました。
その名も、「保安検査会社・航空会社 交流会」。
国内空港保安検査員同士の横の繋がりを強化し、保安検査会社と航空会社の絆を深めることを目的とした、大規模な交流会です。ANAオペレーションサポートセンター主催のもと、国内定期航空保安協議会や協賛いただける航空会社様にもご協力をいただいて、2025年1月16日に第1回目が実現しました。
参加者はなんと、62空港から73名の保安検査員、そして国内定期航空保安協議会加盟の航空会社から29名が参加しました。

目玉企画が盛りだくさん
今回の交流会では、参加者が楽しみながら学び、交流できるような工夫が凝らされたプログラムを用意しました。
① 熱い想いを語り合う!ディスカッション
参加者は11のグループに分かれ、理想の保安検査場について熱い議論を交わしました。
航空会社の保安担当者も参加し、空港一丸となってより良い保安検査場を作り上げていくために何ができるか、様々な意見が飛び交いました。
<ディスカッションで出た意見例>
・空港で働く仲間たちがお互いを知り、円滑に業務を行うために、職場見学や意見交換会などのイベントを開催したい。
・お客様の利便性を向上させるとともに、検査員がより働きやすい環境を目指して、ロボットやAIなどを活用したい。

② 今、一番知りたい!カスタマーハラスメントセミナー
社会問題にもなっているカスタマーハラスメント。
実際にカスハラ対応に悩まされている検査会社も多いということで、ANAのカスタマーハラスメントに対する取り組みや考え方を共有するセミナーが開催されました。
参加者からは、「大変勉強になった」「現場で活かしたい」という声が多数上がりました。

③ 航空保安の重要性を再確認。安全教育センター(ASEC)見学
ANA安全推進センター講師による、NH61ハイジャック事件についての講話を含むオリジナルプログラムを実施。
参加者が保安検査員ということもあり、航空保安に重きをおいたプログラム内容に、参加者は真剣に耳を傾けていました。
参加者の声

また、「カスタマーハラスメントに関するセミナーは大変勉強になった」、「これからも皆様に信頼される検査会社になるべく、成長していきたい」という声も寄せられました。
主催者コメント
ANA オペレーションサポートセンター 空港サポート室空港マネジメント部
安全・保安推進チーム
松島彩夏さん、小川麻理奈さん

全国の保安検査員が一堂に会する機会を通じて、安全運航の維持に不可欠な保安検査業務に従事する皆様に、検査員同士の横の繋がりを強め、航空会社を含む仲間の絆を実感いただくことで、モチベーションの向上に繋げたいという想いで企画しました。北は北海道、南は沖縄まで、全国の保安検査員の皆様がANA Blue Baseに集結できるように、時間や会場設定等の事前準備や、保安検査員の皆様に参加して良かったと思って頂けるようなカリキュラムづくりに努めました。
準備の過程では、各部門の皆様が親身になって、我々が伝えたい想いを実現できるように調整してくださり、ANAグループのチームワーク力を改めて実感することができました。 また、参画いただいた国内定期航空保安協議会各社やチーム員の協力があってこそ、成功したと思っております。
初めての取り組みになるため、開催するまでは我々の想いが参加者に届くのか、参加者の皆様にとって価値ある会にできるかという不安もありましたが、参加者の皆様から、「楽しかった!来年もぜひ開催してほしい」と言っていただけたことは、何よりも開催して良かったと思った瞬間でした。 次回を期待する声も多くいただいているため、よりよい形で開催を継続していきたいと思っています。