
想いがキラリ☆力作が勢ぞろいのレシピコンテスト
~洋食・製パン部門を開催~
2024年12月18日。ANAケータリングサービス(以下ANAC)成田工場のキッチンには、早朝からコンテストの最終準備に汗を流すファイナリストたちの姿がありました。
同年10月に開かれた和食・製菓部門に引き続き、洋食・製パン部門において成田・川崎・羽田工場、料飲事業室から総勢11名のファイナリストが集結。調理技術継承や、社員のモチベーション向上、人財育成などを目的に2014年から開催されているレシピコンテストも今年で10回目を迎えました。
今年のテーマは、「自由な発想と魅力あふれる機内食開発」。最優秀賞を獲得したメニューは、機内や空港内ラウンジでの提供が検討されます。
洋食・製パン部門から最優秀賞に選ばれたファイナリストにお話しを伺いました!

●洋食部門最優秀賞
料飲事業室 食堂事業課
坂本 浩一さん
スコットランド産サーモン、
天使海老とホタテ貝のバロンティーヌ
マスタード風味のエマルジョンソース

フランスを代表するスピリッツ、「パスティス」で風味付けをしたホタテのムースも
審査員の興味を引き、視覚的な楽しさと香り、双方のバランスを叶えました。


製パン部門ファイナリストとしても登場、プレゼンテーションを実施した坂本さん。
「美味しいだけじゃない」、機内食のネクストステージをも視野にSNSでニーズやトレンドの収集をしたそうです。そんな坂本さんのレシピは、タイで大人気のバタフライピーを使用した見た目が美しいマーブル模様を、軽いソースにも重いソースにも相性の良いパンに配色。いきいきとレシピへの想いを語る姿、調理器具を見せながらのプレゼンテーションで審査員を魅了しました。
●製パン部門 最優秀賞
羽田工場 ペストリー部
山内 都子さん

あんことマスカルポーネがサンドされた塩バターのブリオッシュ。
塩味、甘み、コクのそれぞれの風味がくどくならないような工夫や、
米粉で食感のアクセントを加えました。
食事と食事の間の間食や、ラウンジでの提供にもぴったりな
心もお腹も十分に満たされるレシピに審査員も舌鼓を打ちました。

実は山内さんは、昨年に引き続き2回目のレシピコンテスト出場。昨年は、惜しくも最優秀賞を逃してしまいました。コンテスト出場に向けて、全国各地のパンを食べて研究を重ね、最優秀賞に輝いた今年は「自分が考えたレシピが機内やラウンジでお客様に提供されたら本当に嬉しい」と笑顔。
コンテスト応募期間には、洋食で約40レシピ、製パンで約20レシピの応募があり、
最優秀賞以外にも、素晴らしいレシピが勢揃いしました。
●最優秀賞だけじゃない!
アイデア・技の光るレシピをご紹介します!
<洋食部門>

成田工場 洋食調理部
岡崎 伊佐央さん
フレッシュ鰻のグリル
木の芽フレーバーと地鶏と蛤のスープ

成田工場 洋食調理部
本宮 みなみさん
真鯛のポワレ
梅酢ノラビゴットと季節の野菜添え

料飲事業室 羽田ラウンジ部
一條 守さん
鱧のインボルティー二 パレルモ風
ズッキーニとミントのスカペーチェ添え

川崎工場 洋食調理部
登坂 悠太さん
平目のポワレとスイスチャードのファルシ
アーティチョークのクルスティアン
ポルト酒ソース・グリーンオイル

川崎工場 洋食調理部
倉橋 圭悟さん
マーガオ香るマハタと翡翠茄子のヴァプール日向夏と生姜のコンディモン
はまぐりと海藻バターソース
<製パン部門>
今年のテーマは、バターと卵をふんだんに使ったふわふわのリッチで豪華なパン「ブリオッシュ」。自由な発想で、パティスリーシェフそれぞれが自身の「好き!」を表現しました!

料飲事業室 食堂事業課
坂本 浩一さん
ブルースカイ ブリオッシュ

羽田工場 ペストリー部
輪島 実穂さん
オレンジとアプリコットの紅茶ロール

羽田工場 ペストリー部
鶴田 征大朗さん
ハニーレザン

羽田工場 ペストリー部
柴田 直輝さん
プリオッシュ

羽田工場 ペストリー部
高浦 直樹さん
ブリオッシュ フィユテ
事務局として、ファイナリストの努力の道のりを支えているANAC 調理統括室の藤木さんに話を伺いました。
このコンテストは、ANACの経営ビジョンにも掲げている「食でお客様に感動を送り届けるとともに新たな事業領域にも挑戦し続けます」をコンセプトに、技術向上・人財育成のイベントとして開催し、今年度で10回目となりました。
日々の業務はもちろんのこと、コンテストを通じて、お客様に美味しい!と思っていただけるよう、日々技術を磨いています。今後も、次世代を担う人財育成、魅力溢れるメニュー開発に力を入れて取り組み、「食」でもお客様にワクワクを届けていきたいです。




11名のファイナリストたち
ANAグループはこれからも、お客様に安全、あんしん、感動を届けるとともに、魅力溢れる機内食メニューの開発、次世代を担う人財育成にも取り組んでまいります。
●洋食部門で最優秀賞を受賞した坂本浩一さんを直撃☆
ANA公式Instagram
●第10回レシピコンテスト和食・製菓部門のリポートはこちらから
https://www.anahd.co.jp/ana_news/2024/11/25/20241125.html
●ANAケータリングサービスとは
羽田空港と成田空港を拠点に、ANAをはじめ世界のエアラインのケータリング業務を担う。英国SKYTRAX社による国際線ビジネスクラスの機内食を評価する「Best Business Class Onboard Catering」など、これまでも数多くの賞を受賞。機内食製造だけではなく、ANAの訓練施設にある従業員食堂運営や羽田空港・成田空港のANAラウンジでのミールサービスも担当しています。近年は外販事業部も展開し、機内食製造のノウハウを活かした自社製品の開発を行っています。
●【ANAケータリングサービス 採用サイト】
https://www.anac.co.jp/recruit/entry.html
●【ANAケータリングサービス オリジナル商品 ECサイト】
https://www.anac.co.jp/original/