
ウィーン日本人国際学校でANA航空教室を開催
飛行機の仕組みや航空会社の仕事を子どもたちに知ってもらうことで社会に貢献することを目指して、オーストリアのANAウィーン支店は2024年12月、現地の日本人国際学校で2023年に続き2回目の航空教室を開催しました。

ウィーン日本人国際学校では現在、小学部22名、中学部9名の全校児童生徒数31名が学んでいます。この学校は、国連見学をはじめ、校外学習に力を入れています。
今回の航空教室は、子どもたちの理解につなげるべく、低学年(1年生から4年生)15名と高学年(5年生から中学3年生)16名(当日参加は14名)にわけたプログラムを準備し、実施しました。


各プログラムは、航空会社の仕事を子どもたちに理解してもらうために、3つの観点(旅客・運航・整備)で構成しました。
まずは旅客スタッフのフラダール志帆さんとタクニャーディ真彌さんがグランドスタッフの役割や業務内容を紹介。手荷物や入国条件のチェック、搭乗時間の調整など定時性と安全性を重視した業務は、重要でとてもやりがいがあるということを子どもたちにお伝えしました。

次に運航スタッフの日野百合亜さんが、子どもたちに飛行機の飛行ルートを説明。質問を交えた参加型のレクチャーで、「空の道」やルールを楽しく学んでもらいました。

最後に整備士の長田剛さんがライン整備・ドック整備・エンジン整備・装備品整備の4種類の整備内容を説明しました。実物の部品を見たり触ったりしてもらい、子どもたちは飛行機の大きさや重さを実際に感じ取ることができました。

質疑応答の時間では、子どもたちの積極的な質問に参加社員も圧倒されるほど、おおいに盛り上がりました。
今回の航空教室は、子どもたちの楽しい学びの時間になったとともに、将来の仕事や夢を思い描く機会となりました。また、子どもたちの輝く瞳と向学心に触れ、講師として参加した社員自身も気持ちを新たにすることができました。
ANAウィーン支店では、未来を担う子どもたちに航空業界を身近に感じていただき、将来を考える上で役立つような社会貢献の機会をこれからも広げていきたいと考えています。
ウィーン支店・空港所 運航マネージャー 西崎允彦さん

各1時間では足りない、子ども達からの質問も止まらない、楽しく・活気のあふれる航空教室となりました。この学びを経て、多くの仕事が世の中に存在する中で、今後未来を担う子ども達が「この空間・時間で得たこと」をきっかけに、航空業界そしてANAを1つの仕事の選択肢として選んで頂ければ、嬉しい限りです。
ウィーン空港所 旅客 タクニャーディ真彌さん

今回の航空教室に参加させていただき、ANAの業務内容を聞く子どもたちのワクワクした表情を見ることができ、大変嬉しく思いました。
航空業界の「裏方」の仕事を含め、一般には知られていない職業が多く存在することを思うと、私自身が子どものころにこのような取り組みに参加する機会があればよかったと思います。子どもたちに私たちの仕事を知ってもらい、将来の進路選択に少しでも参考になれば幸いです。

いつもあかるく元気なウィーン支店の皆さんが集結して2月17日の「就航記念日」を祝いました。