未来へ繋げ!佐賀グランドハンドラー
~講師から先輩としての継承~
ANAエアサービス佐賀は、佐賀空港においてANAグループや海外航空会社の地上ハンドリング・オペレーション業務を担っています。
経営ビジョン『お客様へ満足を 社員へ笑顔を 地域社会へ貢献を』を掲げ、日々の業務に取り組みながらも、様々な活動に力を入れています。
その一つとして紹介するのが、専門学校での講師としての活動です。未来のグランドハンドリング人材育成の一環として、学校法人江楠学園 佐賀工業専門学校エアポートサービス学科へ、社員が週に1回授業を行っています。
そして2024年度に、卒業生がANAエアサービス佐賀に入社しました。
今回は、講師として活躍中の井手さん、渕野さんと、卒業生でANAエアサービス佐賀に入社した石橋さん、竹下さんにお話を伺いました。
天気の良い日は雲仙普賢岳も望むことができます。
<お話を伺った皆さん>
写真左から
講師:井手 希幸さん
卒業生:石橋 勇人さん
卒業生:竹下 大稀さん
講師:渕野 雅祟さん
Q. ANAエアサービス佐賀へ入社したいと思った理由を教えてください。
竹下さん:学生時代にグランドハンドリングの仕事に興味を持ち、専門学校でも学びたいと思い入学しました。ANAエアサービス佐賀は地元企業であること、空港での実技研修の際に先輩たちと接する機会も多く、気軽に話をしてくださるのでとても嬉しく入社したいと思ったのがきっかけです。
石橋さん:私も元々地元で就職したいという気持ちがあり、先生としてお世話になっていた井手さん、渕野さんから会社の雰囲気や勤務のことなどの話を聞いてました。社員みんなが顔見知りで事務所がワンフロアで部署関係なく話せる環境もいいなと思ったからです。
Q. 講師として大切にしていることはありますか?
井手さん:教科書では伝えられないことを伝えることを大切にしています。夏は酷暑の中での業務というイメージがありますが、熱中症対策として現在導入しているファン付きベスト、ポロシャツ制服、白い安全靴の実物を授業で紹介しています。教科書を使用しての授業も大切ですが、グランドハンドリングスタッフとして働く心構えや魅力を伝えています。
渕野さん:年代が親子くらい離れているので、世代間ギャップを埋めるためにコミュニケーションを重視しています。授業内でも遊びごころも大事にし、例えば今までの経験談をユーモア交えて話したり、航空業界の未来について生徒に考えてもらう時間を設けたり、テストで出題しています。
生徒へグランドハンドリングの魅力を伝えています。
Q. グランドハンドリングの魅力や好きなところはどこですか?
竹下さん:資格取得後の初の単独作業はドキドキすることもありますが、習得した時には喜びを感じますし、業務への貢献も実感することができ、楽しいです。
石橋さん:イレギュラー発生時などはグランドハンドリング部署間はもちろん、他部署とも連携して業務を行い達成感を感じられることが魅力だと思います。
渕野さん:20年間以上働いていますが、最近はグランドハンドリングのスキルは誰にも負けないという気持ちを持っています。年代関係なくみんなと切磋琢磨でき、作業を見ている人に安心感を与えるハンドリングを追求できるのも魅力だと思います。
井手さん:現在、新規資格の訓練でSPACER8600*の訓練を行っていますが、後輩のインストラクターからアドバイスや指導を受けています。先輩後輩の関係性が良いのもグランドハンドリングの魅力だと思います。
*)MOTOTOK社製リモコン式トーバレストラクター(リモコン操作で航空機を牽引する電動車両)
Q. 元生徒から後輩になった竹下さん・石橋さんへ伝えたいことはありますか?
渕野さん:様々な資格を取得し活躍している姿を近くで見ていて、成長を感じると共に喜びも感じています。今後、自空港以外でも活躍できるよう、向上心を持って積極的に業務にあたって欲しいと思います。
井手さん:私たちの仕事は安全が第一であり、特に、怪我をしない・させないことが大事です。ぜひ、これからも安全を意識して業務にあたって欲しいです。二人に後輩ができた時、この想いを伝え、受け継いで欲しいと切に願っています。
ANAエアサービス佐賀はこれからも、プロフェッショナルとしてのスキルと安全品質を継承し、未来へ繋いでいきます。
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