~日々鍛錬を重ねた技を競いあう~
航空機整備技能コンテストが行われました!
2024 / 12 / 02
その他
2024年11月15日、ANAグループ総合トレーニングセンターであるANA Blue Baseにて、「2024年度 航空機整備技能コンテスト」が開催されました。このコンテストは若手整備士や航空機整備士を目指す学生の技術向上を図るとともに、コンテストを通じて航空機整備士の魅力を広くアピールすることを目的に、日本航空技術協会の主催で産学官連携の元、昨年度にスタートしました。2回目となる今年は、航空会社からはANAグループ整備部門(e.TEAM ANA)、Peach、JALエンジニアリング、JTA(日本トランスオーシャン航空)が、各学校からは東日本航空専門学校、日本航空大学校北海道、国際航空専門学校、中日本航空専門学校、大阪航空専門学校、第一工科大学が参加。総勢42名の選手がその技を競いました。
競技種目は「電気計測」「機械計測」「締結」「リベットの取り外し」「パネルの取り外し・取り付け」の5項目。それぞれの作業の正確さに加えて、所要時間も評価項目として審査。現役の航空局試験官・エアラインの審査員による厳しい目に加え、上司、先輩や仲間が競技の様子を固唾を飲んで見守る中、現役の整備士も航空整備士を目指す学生も競技が始まると真剣な眼差しで種目に挑みました。
用意されたテストボックスの電圧や電流、抵抗値をマルチテスターで計測する「電気計測」
円筒形の対象部材の外径を、M型ノギスを使用して0.001インチの精度で測定する「機械計測」
ボルトの回り止め(セーフティワイヤー)を施工する「締結」
部材を傷つけずにドリルを利用してリベットを外す「リベットの取り外し」
スクリューヘッドを傷めず、正確・迅速に指定された場所のパネルの取り外しと取り付けを行なう
「パネルの取り付け&取り外し」
「パネルの取り付け&取り外し」
今年の優勝はe.TEAM ANA、そして敢闘賞は国際航空専門学校(埼玉県所沢市)が受賞しました。
敢闘賞を受賞した国際航空専門学校のチームメンバーのみなさん
優勝したe.TEAM ANAチームメンバーのみなさんと以下コメント
「本日は優勝という素晴らしい賞をいただくことができ大変嬉しく思います。
今後の航空産業を支えていく上で、企業や学校の壁を超えて航空機整備の技術を競い合うことは大変貴重な機会であり、またぜひ参加したいと思っております。」
ANAグループは、官民協働のもと、これからも次世代を担う航空機整備士の人財育成に力を入れて参ります。