安全性はそのまま!快適性アップで職場環境改善!
~「ファン付きベスト」導入で社員の安全を守る~

2024 / 08 / 19
あんしん・安全・衛生

2024年7月4日。航空機の誘導やお客様の荷物・貨物の搭載など、地上支援を通して運航を支えるグランドハンドリング部門と、限られた時間で整備を担う整備士部門で導入された「ファン付きベスト」をお披露目しました。ファン付きベストは、安全靴やヘルメットなどの安全衛生保護具、ワーキングユニフォームを幅広く製造・販売するミドリ安全株式会社がデザイン。各部門の暑さ対策に加え、冷却効果を兼ね備えたファン付きベストの導入は、昨年度から検討されてきました。

また、グランドハンドリング部門では、夏季用制服アイテムとしてポロシャツが本年5月10日に導入され、夏場の選択肢が増えたとして、スタッフ内でも着用が進んでいます。
導入にあたっては、新しい機能やデザインに関わる要望を実際に働くスタッフにヒヤリングし、複数のデザイン案から社員による投票で決定しました。安全性はそのままに、従来の制服にはない、通気性や速乾性の機能を持つ素材を取り入れています。

早速現場には、青空の下、真新しい制服アイテムに身を包んだスタッフたちの姿がありました。

整備士用のファン付きベストを着用!エンジン点検中。
ANAラインメンテナンステクニクス株式会社 小川隼平さん
(整備士・グランドハンドリングスタッフヘッドセットオペレーター用)
指差し呼称を徹底。ハイリフトローダーを運転するANA福岡空港 佐藤建太さん
(グランドハンドリングスタッフ共通用)
ANAエアポートサービス株式会社
右:加藤潤一さん
(グランドハンドリングスタッフ責任者用)
左:進元明日生さん
(グランドハンドリングスタッフ共通用)
ANA福岡空港 山下晴美さん
(整備士・グランドハンドリングスタッフヘッドセットオペレーター用)

実際に着用された社員にお話を伺いました。

ANAエアポートサービス株式会社
加藤潤一さん

〈夏季用アイテムのポロシャツについて〉

「従来の制服はズボンにシャツインしなければいけないのですが、(夏場の着用時)高所作業をしている際に出てきてしまうストレスがありました。ポロシャツはシャツアウトができるので、作業がしやすいです。」

加藤さんはこれまでの自身の暑さ対策を「インナーに速乾性のある素材を着るなど工夫したり、職場に設置されている塩飴を食べたりしています。」と語り、
ファン付きベストの冷却効果について「本当に感動しています。」と笑顔を見せてくれました。

ANAラインメンテナンステクニクス株式会社
小川隼平さん

〈ファン付きベストについて〉

「素材がポリエステルなので、つなぎ(整備士の作業着)に対しても張り付かず、サラサラしています。ベストは密閉度が高いので、ファンの効果を実感できました。
風量調整ができるので、エアコンが効いている室内では弱くして、自分の体調を管理できるのでありがたいです。」
と早速体感した機能面での効果について語られました。

ポロシャツとファン付きベストの導入は、屋内外で活躍するグランドハンドリング部門・整備部門での夏の暑さ対策はもちろんのこと、職場環境の改善を通して魅力ある職場づくりを推進する目的があります。

今回の一連の夏季用制服アイテムを企画、導入に導いたANAオペレーションサポートセンターグランドハンドリング企画部から、長岡正記さん・中山航太さんにお話を伺いました。

Q.企画・導入にいたる、お二人の想いを教えてください。

長岡正記さん

長岡:私は現場にいた時から、もっと動きやすい素材の制服で快適性が上がると良いなと思っていました。当時の想いがカタチになって嬉しく感じています。

中山:これまで使用していた安全ベストの上からファンベストを着用すると、空気の循環が上手くいかず十分に効果が得られないため、既存の安全ベストの代替となるもので、かつ機能性高めることに重きを置きました!

長岡:企画から導入まで短期間での調整は非常に大変でしたが、現場の皆さんの要望を踏まえて環境改善につなげられることができて良かったです。今後も現場の声に寄り添って様々な事に挑戦していきたいと思います。

中山:ポロシャツやファン付きベストのみならず、今後も継続して暑さ・寒さ対策などを検討し、少しでも現場の皆さんが快適に作業できるよう取り組んでいきます。

Q.ANA便が就航している国内約50空港、約7000人に順次配布予定とのことですが
実際に着用した方の具体的な声から、どのように感じますか?

中山航太さん

中山:出張に行った際に、実際に着用しているスタッフを見ると嬉しくなります。
お話を聞くと「これいいですよ!」と言ってもらえ、導入した甲斐があったなと感じました。

長岡:導入に対して感謝の言葉をもらうこともあり、大変嬉しく思います。また、現場で着用している方が増えてきているのを見ると、今回のアイテム導入の効果を感じられます。年々暑さが増すなか、少しでも快適に業務に臨むことができるようになればと思います。

Q.グランドハンドリング部門で共に働く仲間たちの誇りは何ですか?

中山:私は10年間、現場で働いていました。最近は、出張で飛行機に乗る機会が増え、天候に関係なく常に安全作業を行っている全国のグラハンスタッフを見て誇らしく思います。
それと同時に、また現場で働きたいなという気持ちが芽生え、「グラハンドハンドリング」という唯一無二の魅力的な空間に羨ましさも感じています。

長岡:飛行機の運航を陰で支えるグラハンは、大変な状況下であっても気を緩められません。安全に対する高い意識と、限られた時間の中で求められる技術力や判断力は他の仕事とは比べ物にならないほどのやりがいがあり、それを担っている全国のANA運航便に携わるグラハンの仲間を心から誇りに思います!

旅客機や貨物便の安全な運航に欠かせないグランドハンドリングスタッフと整備士。

ANAグループは、空港のグランドハンドリングスタッフや整備士をはじめとする社員が、魅力的で働きやすい職場づくりをこれからも目指していきます。

ANA×ROOTOTEコラボ第三弾を販売開始!
グランドハンドリングスタッフの制服シャツを
ミニトートバッグにアップサイクル

2024年7月4日。ANAとROOTOTEのコラボレーション第三弾となるアップサイクルミニトートバッグが販売開始となりました。
第三弾の今回は、手持ちと斜め掛けをお楽しみ頂ける2WAYスタイルで、航空機の到着から出発までの地上安全業務を担うグランドハンドリング部門の制服をアップサイクル。

2022年より販売され、好評をいただいているアップサイクルトートバッグ。ROOTOTEとのコラボレーション第一弾の企画にいたった背景には、古くなった作業着が廃棄される様子から再利用を考えた一人の整備士がいます。社員の事業提案制度を通して、日々、安全業務に取り組む整備士の想いが詰まった作業着を生まれ変わらせるため、「楽しいお出かけ!~FunOuting!~」を提供価値とするROOTOTEの事業がリンクして実現しました。

制服のブルーのストライプが目を引くデザイン。
特徴的な背中のリフレクター部分は、お使いいただく全ての方に安全にお出かけを楽しんでいただきたいという想いが込められています。
左:2WAYミニトートバッグ(スクエア)
お出かけの必需品がしっかりと収まるサイズ
トートの底についたスナップボタンを留めれば、舟型トートとしても楽しめます。
右:2WAYミニトートバッグ(サック)
巾着式で開口部が大きく開き、財布やスマートフォンの出し入れもスムーズ。
これまでのコラボレーションのデザインにはない円柱型のフォルムでかわいらしい形です。

ROOTOTEとANAは、全てのお客様の旅を支えるために日々奮闘するスペシャリストたちの想いが詰まった「特別な作業着」に新たな価値を吹き込み、廃棄物の削減につなげるとともに、お客様とともに楽しくSDGs活動に参加できるビジネスモデルを構築し続けます。

▼販売サイト ANA Mall

ANAワクワクショップ
https://anamall.ana.co.jp/shop/c/c0009-0101/
ANAグループならではのグッズから、日用品や食品、ファッションまでたくさんの商品に出会えます。

販売元・販売サイト運営:ANAウイングフェローズ・ヴイ王子株式会社

▼プレスリリースはこちら
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202407/20240704-2.html

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Web「翼の王国」
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