男性社員の育児休暇100%へ ANAグループ目標を策定

2022 / 09 / 16
ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン

男性社員が育児に参加しやすい、より働きやすい職場を目指そうとANAグループは、2023年度末までに男性社員の育児休暇の取得率を100%にするという目標を策定しました。

ANAグループはグループ各社ごとに育児休暇の制度を設け取得を呼びかけていますが、2021年度の男性の取得率は65.4%にとどまっています。

もっと男性社員に育児休暇を取ってもらい育児に参加しやすい、より働きやすい職場を目指そうとANAグループは新しい目標を策定し9月19日の「育休を考える日」にあわせて発表しました。

※男性の育児休業について社会とともに考えていくきっかけを作りたいという想いから住宅メーカー 積水ハウス株式会社により2019年に記念日制定されました。

新しい目標では出産から一定期間、3日間の特別有給休暇を取れる制度について、男性社員の取得率を2023年度末までに100%にするという目標が盛り込まれています。

具体的にはグループ各社の育児休暇制度を同じ水準のものに整備するほか、業務を1人で抱えず複数の人で分担できるよう各職場の仕事の仕方を見直すなどして育児休暇を取りやすくすることにしています。

男性育児休暇取得社員に取材し、社内風土醸成用に動画を作成している様子

ANAではリモートワークやワーケーションなど様々な働き方の制度を導入して、現在間接部門の社員を中心に業務のおよそ6割がリモートで行われるなど多様な働き方の浸透を進めています。

ANAホールディングス(株) グループDEI推進部 新井 哲朗さん
「私も3ヶ月間育児休職を取得してみて子供の成長を間近で見ることができた上に育児の大変さを夫婦で共有でき良い経験だったと感じました。パイロットや整備士など資格が求められ分担が難しい現場もありますが、多様な働き方があることで社員それぞれの人生が充実しより働きやすい職場を目指して目標を達成できるよう取り組んでいきたいです」