「社員の協力なしに成長はない」
ANAホールディングス 芝田社長インタビュー

2022 / 04 / 01
その他

4月1日に新たに就任したANAホールディングスの芝田浩二社長。グループ社員4万5000人を抱え、航空以外の事業にも力を入れている中、今後の戦略について広報・コーポレートブランド推進部の竹内麗が聞きました。

芝田社長は鹿児島県の加計呂麻島出身の64歳。1982年に全日空に入社しアライアンス室長やロンドン支店長などを歴任してきました。

竹内 今回、社長に就任されましたが、今の率直なお気持ちをお聞かせください。

芝田 だんだん身も心も引き締まってきたというところです。現実のものとして、体と心が受け止めたというところですかね。だんだんこれから事業計画の精査に入ってきますので、そのような過程でワクワク感ってのが出てくるんじゃないかなというふうに思ってます。

竹内 ANAでのこれまでの経歴で一番印象に残っている業務だったり、出来事がありましたら教えていただけますか?

芝田 私は82年、ちょうど40年前に入社をして最初の配属は羽田空港で旅客業務にあたりました。
ずっと見習いで車いすを一生懸命押したりとかですね。本当に現場でお客様と接することによって、航空会社のイロハを学んだと思ってます。
当時小松空港にジャンボジェットが飛んでいたんですね、ボーイング747型機です。そのときに車椅子のお客様をご案内して、タラップをですね、おんぶで登るような時代だったんですね。よく小松路線をご利用のお客様がいらして、何度かそのお客様をおんぶでご案内したんですけども。いつの間にかご指名がかかるようになってですね。芝田係員のいる日に小松に移動するんだと。どうもおんぶが上手らしい。おんぶを気に入ってくれたと。空手をしていたので体感が強かったのかもしれません。これは非常に羽田空港の中での私の嬉しい思い出ですね。

竹内 プライベートについてもお伺いしたいんですが、趣味や休日の過ごし方は?

芝田 趣味はたくさんあるんですね若い頃から始めて今に至るまで。ずっと子供の頃から好きなのはカメラですかね。あと釣り。若い頃はよくスキーに行きました。
あと、学生の頃から空手。最近は将棋。でも忙しくなるとですね、その趣味に割く時間も限られてくるというのが今の現実ではあるんですけども。休日ということになるとですね、朝はできるだけ早起きをして、近所の図書館に通うようにしてですね午前中は新聞にずっと目を通して、散歩などをして午前中は終わると。
昼は時間があると近所の大好きな釣具屋さんを回ったりですね。ホームセンターを回ったり、そんな感じで過ごすと。夕方になるとジョギングと近所のスーパー銭湯ですね。これで1日が終わるという感じです。

竹内 仕事で最も大切にしたいことは?

芝田 グループ社員4万5,000の全ての社員と気持ちを一つにすることです。我々企業理念があり、これは等しくまずそれをみんなで共有するっていうところから始めたいなと思っています。原点に戻る。

竹内 ここ数年、コロナで厳しいときが続いた。今後の戦略についてどうお考えでしょうか。

芝田 ANAグループ、やっぱり柱は航空事業ですね。「ピーチブランド」。「AN Aブランド」。新しいブランド「エアージャパン」。
この三つのブランドをフルに使ってそれぞれそのマーケットで得てなマーケットがあるんです。それぞれのマーケットをそれぞれのブランドが担っていって航空事業という柱をですねしっかりと育てていく。これがまず大事かなというふうに思います。
もちろん、いうまでもなく、航空会社にとっての使命、何よりも安全が第1だということです。グループ全体で安全理念も掲げておりますので、もう一瞬たりとも、手を抜くことなく、安全には目配りをしていくというところです。

あと歩みは遅いんですけども、新規事業にも力を入れていくと、そこは4年かかるか5年かかるかわかりませんけども将来的な種まきっていうのを今ずいぶん進んでますので。中期的にはですね、航空事業を追い上げるような勢いで新しい事業も育っていくんだろうというふうに思ってます。

一番は社員、こちらの社員に対する思い、これをずっと一番に考えていきたいなということですね。社員の働き、協力なしにはグループ全体の成長はないと思ってますので。先ほど申し上げた共有共感。これをはかってグループ全体の収益のまず回復、それから拡大、ここに繋げていきたいというふうに思います。