
出張でもCO2削減
ANAがSAF法人プログラム開始
従来より実質的なCO2排出量をおよそ8割減らすことができる持続可能な航空燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel)」の利用を進めているANAは、出張でANAが運航する便を利用した法人向けに、SAFによって間接的にCO2削減に貢献したと示す証書を付与するプログラムを始めました。
SAFは資源を再利用するなどして生み出される燃料で、生産・収集から燃焼までのサイクルで大幅にCO2排出量を減らすことができます。ANAは2020年に日本で初めてSAFによる定期便の運航を行い、現在は主にフィンランドの企業が製造した廃食油由来のSAFを利用しています。


国際的な脱炭素社会に向けた動きに伴い、企業に対しCO2排出削減量の提示が求められる機会が増える中、ANAは出張でANAが運航する便を利用した法人に対して、SAFによって間接的にCO2貢献したと示す証書を付与するプログラムを始めました。
このプログラムはSAFによってANAが削減したCO2の量の合計から、利用した範囲内で各法人が希望する削減量を割り当てるもので、その量に合わせて料金が発生します。
このプログラムは去年10月から貨物事業の3社を対象に先行して行っていて、国内外の10社以上から問い合わせを受けています。
お問い合わせ・申し込みはANAの公式ホームページで受け付けています。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/topics/ana-future-promise/saf-flight-initiative/
ANA 井上 慎一 代表取締役専務執行役員
「昨年のプログラム立ち上げ以降、予想以上の引き合いと反響を国内外よりいただいております。気候変動への対応が喫緊に求められる中、今年は産業界における環境意識がより高まる一年になるでしょう。ともにサステナブルな社会づくりを目指し、次世代へ青い空を継承してまいりましょう。皆様のご賛同、ご参加をお待ち申し上げています。」