さあ、一緒に青い空へ。
ANAの機内安全ビデオが3年ぶりにリニューアル

2021 / 12 / 02
あんしん・安全・衛生

11月1日よりANAは国内・国際線の機内で放映される「機内安全ビデオ」が3年ぶりにリニューアルしました。「どなたにご覧いただいても分かりやすく伝わるものを」をコンセプトに、ANA グループの社員15名によるリレー形式で安全に関する大切な情報をお伝えしております。
このリニューアルいたしました「機内安全ビデオ」はANAグループ社員による発案で制作され、企画から撮影、編集に至るまでの意思決定を社員たちが行いました。今回のANA GROUP STORIESはこのプロジェクトを中心になって推進し、牽引したANAのCX(カスタマーエクスペリエンス)推進室 CX戦略部 ブランド推進チームの岩永 亮さんにお話を伺います。

「リアルにイメージしていただけるように」

2021年4月。「機内安全ビデオ」を今後どうしていくか。これまでの歌舞伎をテーマとした「機内安全ビデオ」の契約更新が迫っていたこともあり、普段CX推進室でブランドマーケティングを担当している岩永さんにその課題が与えられました。「長く使えるオーソドックスな機内安全ビデオを作りたい」という機運が社内にはあったと岩永さんは言います。「ANAでは衛生・清潔、ユニバーサル、環境への配慮など、すべてのお客様に安心してご利用いただける環境の実現を目指しており、その実現に向けてANAグループ社員の力が結集していることを表現しようとしました」。
ついに3年ぶりの「機内安全ビデオ」リニューアルプロジェクトが動き出しました。掲げたテーマは「リアルにイメージしていただけるように」。この「リアルさ」を追求するために撮影は実際の機内で行われました。「酸素マスクの落下位置や脱出スライドなど、普段お客様が目にする機会が少ない箇所こそできる限り実写で撮影するようにチャレンジしました」と岩永さん。特に脱出スライドの実写シーンが機内安全ビデオで流れるのはとても珍しく「あまりリアルすぎると恐怖心を煽るだけになってしまう」として、安全を正しくお伝えすることと、リアルさを訴求して見ていただける内容にしていくことのバランスを取っていったそうです。
また、機内での禁止事項に対する理由づけのシーンでは、社員の皆さんにフリップを掲げてもらい「その中でイラストを使ってわかりやすく説明することを心がけました」。航空機の安全運航に関わっている部署は多岐に渡り、仮編集の段階で様々な部署からたくさんの意見が寄せられたといいます。また、文化的側面も含めて確認も必要と感じ「日本国内だけでなく海外で働くスタッフからも幅広く意見をいただくようにして、一つ一つ精査して最終形にしていきました」。

15名のANAグループ社員が繋ぐ安全への想い

運航や客室の乗務員だけでなく、整備士やグランドハンドリング、機内食のメニューを考案するシェフなど、ANAグループの社員15名がこの「機内安全ビデオ」に出演しています。岩永さん自身、この「機内安全ビデオ」の制作を通じて「どれだけの人が日々の安全運航に携わっているか頭では理解しているつもりだったが、実際に携わってみるとその人の多さ、想いの深さを改めて再認識した」といい、「ANAグループ一丸となってお客様一人ひとりの安全と真摯に向かっている、ANAの安全に対する姿勢がお伝えできれば」と語ります。
また、従来通り22か国語の多言語字幕対応に加えて、今回の「機内安全ビデオ」には手話が採用されています。手話も日本で採用されている「日本手話言語(JSL : Japanese Sign Language)」とグローバルで使用されている「国際手話(IS : International Sign)」の2種類を採用。より幅広いお客様にご覧いただけるように工夫されています。

「想いを、翼にのせて」。そして、、、

「機内安全ビデオ」とワンセットで制作された「降機ビデオ」。お馴染みとなった葉加瀬太郎さんの『Another Sky』の素敵なサウンドとともに、日常の業務において安心・快適な空の旅をお届けするためにお客様との触れ合いを大切にし、社員一人ひとりが感謝とともにお迎え・お見送りする姿を表現しています。
「想いを、翼にのせて」というキャッチフレーズに、岩永さんは「どうしても設備説明が中心になる機内安全ビデオには込めきれなかったANAの想いを込めました」と目を輝かせて語ってくれました。そして、ラストシーンでは「さあ、一緒に青い空へ」と語りかけています。特にこの「さあ、」にこだわったといいます。「飛行機への想い、夢や希望はANAだけでなく、ご搭乗いただくお客様の想い、夢や希望も一緒に乗せているんだということを表現したかったのです」。

最後に、普段CX推進室でブランドマーケティングを行っている岩永さん。ANAグループのブランドについては「安全が第一であり、かつお客様を想って自由に行動ができる。喜んでいただきたいと社員一人ひとりが自由に発想して行動することができる。思いやりやあたたかさが自然であること」と語ってくれました。

「想いを、翼にのせて」。「さあ、一緒に青い空へ」。刷新された「機内安全ビデオ」と「降機ビデオ」をより多くの方にご覧いただき、これからも空の旅を、ANAとご一緒しましょう。