ANAグループで元気に働く女性社員に聞く
~国際女性デー特集:ANAグループ初の女性機長 松本友佳子さん~

2021 / 03 / 08

⇒シリーズ1回目の記事はこちら(松本紋子さん)
⇒シリーズ2回目の記事はこちら(ナヒール・ダジャーニさん)


最後にお届けするのは、ANAグループ初の女性機長、ANAウイングスの松本友佳子さんです。

2017年 中部国際空港にて撮影

Q1.パイロットを目指したきっかけと現在の仕事を教えてください

私はずっと車の運転が大好きで、運転ができる仕事を探していました。入社当時「ANAウイングス」の前身であるエアーセントラルは、パイロットの免許を自ら取得しエアラインパイロットを目指している人に門戸を開いていました。私の出身地である愛知県に本社があったこともあり、自らパイロット免許を取得。2007年に入社して2013年に機長となりました。

現在は、定員74名のターボプロップ機、DHC-8-Q400を操縦しています。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で不定期でしたが、年間約700便を操縦しています。また、ANAウイングスの運航部門のグループリーダーとして、30名のパイロットを統括し、日々の運航報告書を管理しています。その他に路線訓練も行っています。週に5日働いて、毎日3、4便を操縦している感じです。

飛行機で一番好きなのは、操縦席からの素晴らしい眺めです。ただし、天気は毎日、時には1時間ごとに変化し、常に眺めも変化していくので、毎回異なる条件で安全な飛行パターンを考え出すことが、自分にとっては毎回チャレンジとなっています。

Q2.今までに最も印象に残ったこと出来事は?

2010年に緑色に塗装されたDHC-8-Q400(通称エコボン)が日本にデリバリーされました。そして、中部国際空港(セントレア)で、初めてお客様にご搭乗いただく遊覧飛行イベントを開催しました。
DHC-8-Q400は小型機ですが、当日はこれまで以上にお客様との距離感がとても近く感じ、非常に良い経験になりました。

2017年 機内にて

Q3.働く中で、女性を意識したことはありますか?

自分が女性だということをあまり意識していませんが、副操縦士の頃から一緒に操縦する機長や副操縦士には、大抵驚かれます。乗務員の名前が書かれたフライトスケジュールを受け取ると、多くの人は名字だけをチェックし、全員が男性だと思い込んでいるようです。女性が圧倒的に少ないので、パイロットが女性であることを受け入れるのに少しだけ時間が必要なのかなと感じます(笑)。

現在、DHC-8-Q400の女性副操縦士が6、7人いるので、たまに一緒に仕事をすることがあります。確かに、女性の副操縦士と一緒に操縦するのはうれしいですね。パイロットとして何をするかは性別に関係なく同じですが、彼女たちと一緒に働くのは楽しいです。

2018年3月 ひな祭りフライト

Q4.女性が働きやすい会社だと思いますか?

ANAグループでは約半数が女性社員で、女性管理職が多いことでも高く評価されています。また、パイロットは男性の職業と捉えられがちですが、女性パイロットの数は着実に増えています。ANAグループの約2,000人のパイロットのうち、35人が女性です。ほとんどの企業がそうであるように、まだ女性が働く職場として完璧ではありませんが、私たちの職場は何が欠けているのかをはっきりと述べることができるので働きやすい会社だと思います。

2017年 中部国際空港にて

Q5.後輩たちに伝えたいことは?

若い人たちに伝えたいのは、一生懸命やれば必ず報われるということです。
女性だから無理と思って途中であきらめる人がとても多いと感じています。性別に関係なく、パイロットになるには努力が必要です。最後まであきらめないで頑張れば報われる、ということを本当に理解してもらいたいと思っています。


ANAグループは、ジェンダーに関係なく、誰もが輝ける会社を目指して様々な取り組みを推進し、SDGsの達成に貢献していきます。

⇒シリーズ1回目の記事はこちら(松本紋子さん)
⇒シリーズ2回目の記事はこちら(ナヒール・ダジャーニさん)

【関連情報】

・ダイバーシティ&インクルージョンを推奨するIATAの「25by2025」に日本の航空会社として初めて参画しました!
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202011/20201130.html