すずらんの花で病院に笑顔を。
全国でつながる65年間の絆。

2020 / 06 / 29

ANAには、全国各地の病院と65年間続いている“つながり”があります。それは、毎年満開のすずらんの花を届けること。「再び幸せが訪れる」という花言葉を持つこの花を通じ、少しでも患者さんや病院関係者の皆さんに笑顔を届けたいと、1956年(昭和31年)から欠かさず続けている活動です。例年5月、全国約50ヵ所の赤十字病院と関連施設に客室乗務員が出向き、手書きメッセージ入りのしおりとともに、お花を届けていました。新型コロナで開催が危ぶまれる中、今年も無事に開催できたのは、各地でつないできた“絆”があったからでした。


第1回目の1956年
1959年の様子
1982年の様子

恒例の贈呈式は中止に…。しかし、別の形での開催を模索

実はこのイベント、65年の歴史の中で、一度も中止をしたことがありませんでした。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、病院の衛生管理に例年以上に配慮が必要となり、「開催が難しくなってしまうのでは」という不安が、関係者の間に広がりました。

サステナビリティ推進部のオルシーノさん

「どうにか今年も何らかの形で開催できないでしょうか」。ANAホールディングス サステナビリティ推進部のオルシーノ美穂さんは、日本赤十字社と相談を重ねました。今年は患者さんはもちろん、コロナ禍の最前線で戦う医療従事者の方々にも、少しでも温かな気持ちを届けたい。そんな思いが届き、贈呈式やしおりへの手書きメッセージは中止としたものの、配送という形ですずらんとしおりをお届けできることとなりました。「これまで長い年月をかけて、各地でつないできた信頼関係があったからこそ、実現できたと思います」とオルシーノさんは言います。

今年は最前線の医療従事者にも癒しを。届いた担当者の思い

5月下旬、例年と変わらぬ全国51ヵ所に、お花としおりを届けました。実は、すずらんはとてもデリケート。北海道千歳市で育った花は、ちょっとした気温の変化で早く咲いてしまうこともあります。病院に到着する日に満開となるよう、配送にも細心の注意を払いました。
「お花の甘い香りに癒されました」。
満開のすずらんを受け取ったとある病院の看護師さんからは、そんな嬉しい声も届きました。「今年は特に、医療従事者の皆さんにも癒しを届けたいと思っていたので感激です」とオルシーノさんは頬を緩ませます。

2020年度のしおりデザイン。しおりからは、ほんのりすずらんの爽やかな香りを楽しむことができます

つながるあったかいエールの輪。すずらんの花言葉に願いを

「航空業界も大変な時期にありがとう。私たち医療従事者も患者さんのために頑張ります」
「またANAに乗って海外旅行に行きたい!」
名古屋第二赤十字病院のみなさんからは、そんな温かいメッセージビデオ(*)も届きました。

「再び幸せが訪れる」というすずらんの花言葉のように、穏やかな日常が戻ってくることを願って。「あんしん、あったか、あかるく元気!」に社会貢献活動に積極的に取り組むとともに、「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」の達成に貢献してまいります。

* 名古屋第二赤十字病院の皆様から届いたメッセージビデオはこちら(facebook)