感謝とともに医療用ガウンを届けたい。
ボランティアスタッフの思い。

2020 / 06 / 04

安心・安全を医療従事者の方々に届けたい。ANAグループでは、政府からの要請を受け、ひっ迫する医療用ガウンの製作をお手伝いすることになりました。前編では実現に至るまでの担当者の思いをお伝えしましたが、後編では実際に医療用ガウンを製作するボランティアスタッフの様子をリポートします。6月末までに5万着の生産を目指し、1日約30人の社員がボランティアにあたります。職種も性別もさまざまなスタッフがチームを組んでの作業ですが、日々の業務で培った安全意識とチームワークを生かします。


衛生面に徹底的に対応し、髪の毛一本の混入も許さない

タタタタタタタ・・・・。5月中旬、ガウンの紐の縫製を行う部屋には、ミシンの音が響き渡っています。スタッフの表情は真剣そのもの。黙々と作業に当たっています。

製作するのは、アイソレーションガウンと呼ばれるもの。ANAグループでは、紐の縫製や袖の裁断、検品、出荷作業などを担い、専門的な縫製作業はパートナーの合同会社ヴァレイが担当します。医療用ガウンには、髪の毛一本の混入も許されません。このため、スタッフは、ガウンやキャップに身を包み、手袋をして作業にあたります。さらに、作業中の感染を防ぐため、毎日の検温や消毒はもちろん、ソーシャルディスタンスの確保も徹底して行います。

全身の様子
キャップ・手袋をします

メンバーの職種は多種多様、初対面でも積極的にカイゼン提案

パイロット、整備、CA、本社スタッフなど、職種も経歴もさまざまなスタッフがチームを組み、数日ごとに入れ替わりで作業に当たります。
「こうした方が効率があがるんじゃないですか」「ほかに何かできることはありませんか」。
初対面同士のチームですが、メンバーはこんなふうに声を掛け合い、作業効率も日に日に上がっています。サービス品質の向上を目指し、日々カイゼン提案をあげることは、ANAグループ社員にとってはごく当たり前のこと。そんな姿勢が、今回のボランティアにも生きています。

疑問に感じたらしっかりと声に出し確認します
医療用ガウンに加え、医療用フェイスガードの製作にも協力しました

早期終息目指して、医療従事者とともに頑張りたい

羽田空港の旅客サービス部門に勤務する男性スタッフは、新型コロナの影響で仕事がストップしてしまう中、「自分にも何かしたい」と応募しました。「医療用なので、ホコリや髪の毛などが混入していないか、確実にチェックしなくてはならず気を遣う作業でした。医療従事者の方が今、水際で守ってくださっていると感じているので、感謝の気持ちとともにガウンを届けたいです」と思いを込めます。

また、別の女性スタッフは、身近に医療従事者がおり、他人ごとではなかったそう。「報道や社内報で取り組みを知り『できることがしたい』と応募しました。医療従事者の方に安全な状態で届けるため、一つひとつに気が抜けませんでした。コロナが早く終息するよう私たちも頑張りたいです」と語ってくれました。

普段は羽田空港で勤務している張さん

ANAグループの目指す「あんしん、あったか、あかるく元気!」を医療の現場にも届けたい。ANAグループでは今後も、さまざまな形で医療現場を支えていきます。

医療関係者への感謝と、全国で頑張る皆さまへの応援の気持ちを動画にしました。